趣味でクラシック音楽を聴くときはほとんどピアノしか聴きません。
チェロやヴァイオリンだとどうしても色んなことが気になってリラックスできないからです。

半年くらい前に、プログラムノートを書きながらyoutubeの動画を自動再生していたら素晴らしいショパンのピアノ協奏曲第1番に出会いました。

弾き手はルービンシュタイン。70台半ばの演奏。

https://youtu.be/X4RodY0eSZg

こちらがリンク。

正直あまり好きではなかったルービンシュタイン。何が嫌いだったかというとそのタッチ。

しかしこの演奏の音は1音1音が本当にまろやかで、音と音に十分な「間」がとられていてスケールが大きい。

そして、その話をしていたら先日知人がこのCDを紹介してくれました。


ルービンシュタイン85歳のときのベートーベン皇帝。指揮は若き日のバレンボイム。なんと55歳差。

CDを聴いて泣けることはほとんどないけれど、この皇帝は本当に泣けます。特に2楽章。

さらにまろやかなタッチと十分な間。そして同じ間をオケにとらせるバレンボイムの才能。

「熱演」とは違う「悟り」の演奏。
この後さらにルービンシュタイン96歳まで生きます。他にどんな演奏があるのかこれから調べてみようと思います。

「70歳までに書いた作品はとるにたらない」
と言った葛飾北斎のように、人間は何歳になっても進化する。それを教えてくれたルービンシュタインに感謝です。