ピッコロフォーラムvol.1
昨日、東京のドルチェ楽器(管楽器専門店)アーティスト・サロンにて
ピッコロ・フォーラム by 菅原潤 vol.1
に参加してきました。
これはフォーラムクリニック(事前レッスン)と、フォーラムコンサートで構成されていて、
クリニックではNHK交響楽団菅原潤先生に、ピアニスト付きでレッスンを受講(公開レッスン)、
コンサートでは先生の司会とともに、菅原先生と受講生が演奏するというもの。
始めはプライベートレッスンをお願いしていたのですが、こんな企画を考えているから出てみない?
と、お誘いを受けて、めったにないピッコロソロで人前に立つ機会に挑戦してみました。
受講生は先着8名。
中学生が2人、高校生1人、大学生1人、大卒5人。
クリニックは事前に15・17日の2回あったのですが、15日は仕事でいけないので17日だけ。
あとは当日リハのみ。
演奏順でレッスンがスタート。
1番目は中学3年生の女の子。モーツアルトのオーボエ協奏曲第一楽章。
門下生だけあって上手い。音がきれい。
音楽面も解釈できてるしものおじさとかがない。
2番目は幼稚園の先生をしていて市民吹奏楽団所属の人。
まだ楽器始めて数年なのかな?緊張されてたけどしっかり吹いてました。
3番目は洗足の2年生。ゴーベールのマドリガル、アイザックソンの11月のうた。
菅原門下ではないが、技術もあるし生き生きさ、若々しさが一番あってキラキラしてた。
4番目は高校2年生の女の子。ヘンデルのg-mollソナタ。
ロックテイストでかわいい子なんだけど、演奏も力強かった。お母さんがチェロで通奏低音を
演奏してました。
5番目は貿易商社勤務、アマオケ所属の人。
アメリカの大学にフルートで勉強されてたそう。かなりの緊張されてました。
6番目は自分。ダマレの白つぐみ。
一応ソロ曲吹くの初めてだからということで、この曲を選んだんだけど、こんなことなら
もうちょっとレベル上の選曲にすればよかったなー。本番すこし緊張してリハのように吹けず心残りですが、伴奏つきで吹けて楽しかった

チューニングの仕方がピッコロ協会はフルートと違うので、それに慣れていなくて変な緊張しました。
7番目は立命館大卒のアマオケ所属の人。1番と同じ協奏曲の全楽章。
年は同年代かな。出身は茨城らしく、元気で明るいムードメーカー。
演奏もそのままw 愛嬌のある、でもしっかりとした演奏でした。
8番目は東京芸大卒の1個下の人。サン=サーンスのソナタ。
在学中に留学していて復学して卒業だからまだ卒業したばかりかな?
ピッコロも留学中レッスンを受けていて、音色、音楽両面上手かった。ピッコロの演奏技術が高い。
9番目は学芸大付属中1年生の男の子。ダマレの雉鳩。
中学生とは思えない都会っ子特有の落ち着きと大人っぽさと、頭よさそうオーラw
お母さんもフルート吹きで、援助がかなり大きい。すでにかなりの経験をしてる。
テクニックが素晴らしいし、音を鳴らす技術もいい。毎コン全国2位。
と、じつに経験も年齢も様々な受講生でしたが、こんなにピッコロの演奏を聴くこともなかったし、
レッスンを客観的に聴くことでどうすればいいのかがよくわかる。
本番後の交流会では9番目の子のお母さんと(w)、8番目の子、あと菅原先生の最新アルバムでも共演している今回の伴奏ピアニストさんとも仲良くなれて、収穫の多い幸せな2日間でした。
今回、ピッコロを吹くことへの恐怖や不安を少し払拭できて、自信を持って演奏できる状態になれたし、
ソロ曲をもっともっとたくさん吹いてみたいと思いました。
これからも1~2か月に1回は先生のところに通って頑張っていこうと思います。
さあ、フルートもコンクールの申し込みをせねばっ!!!