きみの色 | 映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画のためになるべく映画館で見ます
リピートも大切な要素なので2回目以降の
感想も記載しています。
とはいえ物忘れが激しい自分のための備忘録
偏った稚拙な表現をお許しください。

山田尚子監督
吉田玲子脚本
企画とプロデュースSTORY inc. 
鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖、やす子、戸田恵子、新垣結衣ほか

寄宿制のミッションスクールに通う高校生トツ子とその仲間たちの物語。
トツ子は幼い頃から人の発する色が見えている。
古本屋で働く同じ学校の美少女きみ、
旧教会の管理をして音楽を志すルイと
バンドを組むことになり…

ネタバレ
先にことわるが本作はネタバレしても
全然影響しない、見た方がよい作品。
バンドを組んで、シスターが勧めた学園祭で
パフォーマンスをして仲間とまた新たな道を
歩むという物語。
トツ子は正直最初とっつきにくい少女。
協調性はなく自分の中のファンタジーで
生きてきたような人。
ところどころみせるリアクションが
動物的というかペットのような愛らしさがある
主題歌となるようなスイキンチカモクどってん
アーメンはなかなか歌詞の世界も深い。

アニメならではの、努力時間が経過すると
なんでも形になってしまうという、
反リアリティはマイナス要素であるが
それを差し引いて鬱屈した日常から離れる
その効果は私に清々しさを与えてくれた。

何かを訴るわけでもなくて
どちらかというとヒーリング効果があり
自然と涙が出ていた。

映画としての選択肢をまた一つ広げてくれた
そして心の底にまた一つ劣等感が刻まれた。