哀れなるものたち | 映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画のためになるべく映画館で見ます
リピートも大切な要素なので2回目以降の
感想も記載しています。
とはいえ物忘れが激しい自分のための備忘録
偏った稚拙な表現をお許しください。

ヨルゴスランティモス監督

エマストーン主演、ウィレムデフォーほか


橋の上から飛び降り自殺をしたベラは、

変態外科医ゴッドウィンにより

幼児の脳移植手術を施され一命を取り留める

代償として新生児の知能になってしまい

彼の実験対象として生きていく。

ベラの世界への好奇心は広がり、

彼女の体が目当てな弁護士ダンカンとともに

世界へ飛び立つ


「女王陛下のお気に入り」で注目された

同監督の映像美、世界観は見事です。

ベラは知能の低さと、性的な興味から

娼婦に身をなげ、エマストーンのSEXシーンが

満載な物語。それでいて不思議なんだけど

彩のある世界は絶望だけを伝えるわけでなく

ティムバートンのようなおとなのお伽噺のような

作品です。


私は見終わった後、生きてるのがやっぱり

辛くなりました。

映画っていろんなことを考えさせることもあり

見応えのある作品だと思います。

お伽噺なんだけどそれぞれの人物の生き様が

きちんと描かれているので

突拍子もない展開も引き込まれます。

ダンカンが余裕の立場から最後は彼女に

ハマって狂わされていくところも

ゴッドウィンの老いていくなかで語られる

生い立ちにさびしさも

ファンタジーなのにリアリティがある


エマストーンが好きな人には

俳優として代表作になる

とにかく刺激的な作品です。