PERFECT DAYS | 映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画のためになるべく映画館で見ます
リピートも大切な要素なので2回目以降の
感想も記載しています。
とはいえ物忘れが激しい自分のための備忘録
偏った稚拙な表現をお許しください。

ヴィムヴェンダース監督

役所広司主演 柄本時生、中野有紗ほか


渋谷でトイレ清掃員として働く中年ヒラヤマ

カメラと古本文庫本、そして観葉植物?の毎日

カセットテープで洋楽を聴くのが趣味


現代の若者の同僚、姪、浮浪者、

行きつけのお店の女将など

さまざまな出来事があって…


カンヌ主演男優賞受賞作

日本の映画会社が企画書段階で断るも、

海外から認められた作品として知る


役所広司さんも素晴らしいのだが、

脚本、監督、美術、音楽、衣装など

全て素晴らしい。


おじさんを描いた物語と言われると

確かにマス向けとは思えない。

ただ、とんでもなく素晴らしい作品だった。


これは主観だけど私が映画をみたときに

何か刺激になるものがある

何か興奮するものがある

話題になっているからみたい

などもあるけど

その2時間は日常とは離れた没頭したい

という場合もある


本作は自分の10年後かもしれないし

今、共感できるところもあるし

魅入ってしまった。


東京をとても素敵に映像で収めてくれていて

飽きることのない展開なんだけど、

変な強引さもない、無理がない。


公共のトイレを日本ほど綺麗になってる

国は無いと聞いたことがある。

今は違うがひと昔まえはNYで公共トイレを

つかうのはとても危険と言われ

滞在中いつもよおしたらどこで

するかを計算しなくてはならなかった。


カセットテープもいい味だった。

違うものを認める若者たちってのが

作品の世界観を深めてくれるし、

誰かを否定することもない感じ


個人的には長井短さんが良かった