こんにちは、アオです。


勤務先の保育園でも新年度が始まりました。

今年度も幼児さんのクラスのお手伝いです。見慣れた顔の子ども達。早くも先輩風吹かしている子、戸惑いを隠せない子、不安なのか顔見知りの保育士に甘えてお膝に座ってくる子、、、。

みんなみんな、この1年できっと大きく成長することでしょう。




『いやいやえん』

作 中川李枝子

絵 大村百合子

出版 福音館書店


しげるは ちゅうりっぷ保育園の男の子。保育園の約束事なんかいつも破ってばかりいます。

そんなしげるが出会うのが、保育園に行きたいくまの子や、お腹をすかせたオオカミ、山奥に住むオニの子、、、。不思議な不思議な出来事が待ち受けています。



長男が幼稚園の年中さんに上がる少し前、私達家族は小さなアパートから今の家に引っ越しました。

その時、おはなし会のサークルでお世話になった方からプレゼントされたのが、この「いやいやえん」でした。


新しい園にも慣れず、真新しい我が家も、まだ収まりがつかないようなそんな時、長男はこの本に夢中になりました。

おとなしい長男にしてみれば、自分と真逆のような しげるの行動や不思議な動物達とのやり取りが、楽しいようなちょっと怖いような、そんな気持ちだったかもしれません。


毎晩毎晩1つずつのお話をせがまれ、最後まで読んだらまた好きな話をせがまれ、約3ヶ月もの間「いやいやえん」は長男のそばに寄り添ってくれました。

この本が長男の心の友達だったことは間違いありません。