明け方の月 | shingo722のブログ

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 「明け方の月」
 
 明け方の月を眺めながらこの文章を書いている。その月はあくまで中立的な目線を地上に投げかけている様にもみえるし、地上の穢れを浄化し、人々を優しく慰撫している様にもみえる。そう、それは見る人の心のありようを映す鏡なのだ。
 画面の原稿から目を離し、椅子の上で大きく伸びをしながら昨日の一日を振り返ってみる。可もなく不可も無くといったところだった。のっぺりとした平坦な一日だったというわけではなく、自分にとって良かったこと、悪かったことを均してプラマイゼロといった感じだということだ。僕にとっての日々はおおよそそんなことの繰り返しだ。良いことの次は悪いことが来る。プラスマイナスゼロ、繰り返しだ。
 そんな日々に悪戦苦闘する僕を、月は優しく見守ってくれている。そう、僕にとっての月は中立的な観察者を越えた母性を感じさせる存在ですらあるのだ。コーヒーカップを手に机の前に戻ってくる頃には、空は白み始め、月はその姿を隠そうとしている。また気の抜けない一日が始まりそうだ。