「日課」
朝目が覚めるとジャージに着替え、ジョギングシューズの紐をきつく締め直す。外に出てスマホの時刻を見ると午前4時だ。夏場とは言え外は暗い。少し早すぎる気もするが午前6時からアルバイトがあるので仕方が無い。
最初はとてもゆっくりなペースで走り出す。犬の散歩をしているおばさんを追い越すことも出来ない。それでも徐々にペースを上げていき、ようやくまともに“走っている”状態まで持っていく。この辺りでやっと「走っていて気持ちがいいな」という感覚になる。
30分ほどかけて家の近くの下り坂まで戻ってくる。時間が合えばこの辺りで、河に架かる陸橋の向こうから美しい朝日がこちらを照らしてくれる。
少しだけペースを落としてその朝日を眺めたあと、家まで戻って来てシャワーを浴びる。完全に意識は覚醒しており、いくぶんスッキリした気持ちでまた出掛けることが出来る。
こんなことを毎日毎日繰り返していて飽きないかと聞かれると、どうだろう。もはや飽きるとか飽きないとかいう話でも無い様な気がするが、あまり深く考えないようにしている。