イチロー選手が実践する先人の知恵 | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方をレベルアップさせる秘訣を公開しています。

美しい姿勢、変幻自在な動き、対人関係におけるベストな「間」、疲れにくい体質の構築など、身体を「思い通り」にデザインする方法、整体施術をレベルアップさせる方法についてお伝えします。


⚫︎ イチロー選手が実践する先人の知恵

こんにちは、山崎です。

今日は健康体を構築するための先人の知恵についてお伝えします。

僕たちは知らずのうちに、

・地面に足を叩きつけたり
・地面を蹴ったり
・地面を踏ん張ったり

しており、足裏や足の甲、ふくらはぎやスネ、太ももの裏側や表側に物凄いストレスを掛けてしまっています。


このストレスが掛かると、筋肉は緊張します。

緊張するということは血が流れにくい状態なので、「頭寒足熱」とは逆の望ましくない身体になってしまいます。


望ましい身体は、頭寒足熱です。

片頭痛や腰痛を抱えている人は、僕の知る限りほぼ間違いなく「頭寒足熱」とは逆の状態です。

筋膜は求心性に働き、意識の流れが上方へと向かい、精神的にも落ち着きにくい状態。

こうなるとしんどい。

特にしんどくなりやすい傾向にある人は、椅子に座って作業をしている時、太ももの裏側や踵に強いストレスを掛けています。

ですので、椅子に座っている時にも自分の身体に注意を向けてみてください。


こうして普段から足にストレスを掛けないように身体を気遣い、

地面を優しく触る癖

をつけ、柔らかい足の状態を作り、足に血が流れやすい「頭寒足熱」の身体を構築してくださいませ。


裸足で石の敷き詰められた場所を歩く。

という経験をされた人は多いと思いますが、その場合、痛みから逃げるように身体を浮かしたはず。

足裏にもたれない身体。

こんな身体を作るには、足裏刺激(足つぼ)もお勧め。

イチロー選手は、今でも毎日足つぼマッサージ機で足裏をほぐしているそうです。

チチローさんは足裏健康法を学んで、毎日イチロー選手の足裏をほぐしていたんですね。


椅子に座る時間をなるべく短くすることです。

仕事で座る場面の多い人は、30分ほどしたら立って、身体を動かしてみてください。

頭を使う作業自体、頭に血が上ります。

ということは「頭寒足熱」とは逆の状態であり、僕の考える望ましい身体ではないので、身体はしんどくなりやすい。

ストレスの掛かりにくい座り方。

をマスターするのは難しいので、まずは椅子に座る時間を短くすることから始めてもらえたらと思います。


他にも、

・つま先立ちで座る(変な表現ですが)
・踵を高くする(足を前に伸ばす)

など、色々試してみて、自分の身体に合った座り方を研究してもらえたらと思います。


あとは、歩く習慣をつけてください。

最初は1日1万歩でOK。

僕のように「20kmをドレス靴で歩く」なんてことをやる必要はありません。

最初は1万歩以下でもいいです。

靴ズレを起こさない範囲で、痛みが酷くならない範囲で歩く習慣をスタートさせると、それだけでも「心と体のバランス」は整います。


子どもにも心理的なストレスは掛かっています。

でも、彼らは大人よりも動くため、筋肉を動かすため、筋肉に溜まったストレスを使い切るのです。

そして、眠ったら心と体のバランスが整っています。


しかし、大人は体を使い切らない。

だから、ストレスが筋肉に溜まったままになるので、歩く習慣をつけることでストレスの溜まりにくい身体を構築してほしいと思います。


少し余談ですが、ドレス靴で20kmを歩くということをやってみると、多くの人は靴ズレを起こすと思います。

「靴が合わないのかなぁ」
「長い距離を歩いたからかなぁ」

と思ってしまいますが、


靴に「身体」を合わせる。

という身体の使い方ができるようになると、靴の種類に振り回されず、ドレス靴でも不快なく毎日20kmを歩けるようになります。

あまりお勧めはしませんが、自分に負荷を掛けたい人は挑戦してくださいませ。