● 安西×山崎『みじんこの第一歩』セミナー第3弾報告
パーソナルトレーナーの山崎です。
昨日は、安西×山崎『みじんこの第一歩』セミナー第3弾&『和身塾スクール』特別講座でした。
ひきたに接骨院にて、安西俊弘さんによる首の施術と、山崎によるギックリ腰の対処法という内容で3時間をお届けしました。
首の調整をする前に、首の歪みが起こっていると他の箇所にどのような影響が出るのか、どのような要因によって首の歪みが起こっているのか、身体鋳型論、兄弟構成による影響、重力との脊柱の関係などから問題に迫っておられました。
一つの現象から、その人の人生までも紐解いていかれる、安西さんの身体の見方は大変参考になりましたね。
ただし、これらは安西さんの言葉であり、僕たちは理解することなど出来ませんから、その感性に触れることができたことが財産になってきます。
個人的には、僕の現在の身体の状態だけでなく、過去の身体の状態までも、的確に指摘されたことにビックリしました。
指で軽く触れただけで、僕という人間の人生を紐解いていく感性。
これは、相当数の患者さんを触っている人で、且つ問題意識を強く持っている人でなければ、相手の状態を的確に見抜くことなど出来ません。
また、安西さんは、僕が前回のセミナーでお伝えした『快の触り方』を自分のモノにされていました。
前回に引き続き、今回も僕の身体を触ってもらったのですが、明らかに今回の方が安西さんの手が『快』になっていたからです。
「山崎さんから学んだことを、僕ならカイロの施術に活かすし、みなさんも各々の取り組まれていることに活かしてくださいね」
というのが安西さんの言葉でした。
感性を高めて欲しいと常に書いていますが、安西さんの施術者としての感性について少しだけ触れておきますね。
施術中、「変わりました」とハッキリ言われるのですが、相手はその変化に気付けないこともあります。
その理由は、ミリ単位で「変わった」のであり、相当の感性を持っていなければ、「変わった」ことに気付かないのです。
ですが、確実に身体には『反応』が出ており、安西さんはその『反応』を感じ取る感性があるため、たとえ本人が気付かなくても「変わった」と言い切れるんですね。
で、クライアントさんは変わったことがその時に実感できなくても、身体の反応は出ているのですから快の方向性へ身体は変わっていきます。
『ひきたに接骨院』は、オープンしてたった2ヶ月しか経過していないのに、既に地域の支持を得ている理由は、圧倒的な身体の変化の差にあるのでしょう。
僕も45分間ほど、ぎっくり腰の対処法をお伝えしましたが、施術を受けてくれた人が『身体のゆるみ』を実感できる触り方であり、腰仙部の筋緊張が取れてきます。
これは種も仕掛けもありますが、身体の使い方レベルが求められることと、相手の身体を感じる(一体化する)ことができなければ、腰仙部の緊張は取れてきません。
練習をしているうちに最初のレベルよりは上達されていることが実感できたと思いますが、自分のモノに出来るよう取り組んでいただいたいと思います。
次回、みじんこの第一歩セミナー第4弾は、12月11日(日)の開催となります。
安西さんとお会いできる貴重な機会ですので、足を運んでいただけたらと思います。