▶ 感覚を磨こう
スポーツトレーナーの山崎です。
「自分をよく見せよう」
と、人は化粧をしたり、髪の毛をセットしたりしますね。
良い香りを漂わせることで、その人の印象までも変わることがあります。
それが、社会的に必要とされるレベル程度であれば、そういうテクニックも必要でしょう。
でも、取り繕った自分を好きになってもらいたいわけではないと思います。
もっと内面を見て!
と、心が叫んでいるかもしれません。
この内面というのは、視覚や聴覚などの特殊感覚ではなく、体性感覚によるものです。
体性感覚とは、皮膚感覚、深部感覚、内臓感覚で感じる感覚ですね。
人間は特殊感覚器に頼りすぎているので、取り繕った人を見破ることが困難になってしまっています。
「こんにちは!」
と、明るく元気で笑顔を振りまいていれば通用すると思い込んでいる人もいますね。
でも、うるさいだけで気持ちが0%だったら、何にも伝わってきません。
目には笑顔という情報が入ってきて、耳には明るい声が入ってきて、心地良い香りを漂わせていても、結局取り繕っているだけだとバレちゃいます。
我々が目を瞑って真っ直ぐ歩くなんてことは恐ろしくて断念してしまいますが、目の見えない人はいとも簡単に足裏で『点字ブロック』の上を歩かれますね。
特殊感覚が遮断されると、体性感覚が使われるようになりますので、我々でも体性感覚を磨くことは可能です。
その一歩として、身体で感じるストレッチ、ココロで感じるストレッチから始めてみられることをお勧めします。