武道とスポーツを繋ぐ
パーソナルトレーナーの山崎です。
イチロー選手、10年連続200本安打おめでとうございます。
阪神タイガースのマートン選手も200本安打を達成したね。
イチロー選手の打ち立てた年間210本安打を超えるんじゃないかな。
ただし、イチロー選手は130試合で210本安打を記録したので、単純に比較はできないけど。
【イチロー直伝 打撃技術理論】
色んなところに注目したけど、一つはグリップ。
「最後までグリップを残す」
と言われているけど、バットがトップの位置にある時、イチロー選手の手首は『やや背屈』していた。
背屈の解説:手のひらがピッチャー側を向く、反るイメージ
この手首の『やや背屈』は大きなポイントなんやけど、一般的には「グリップを残す」という言葉で片付けられている。
※ミッキー・ロークの猫パンチでK.Oしたのも「八百長だ」と随分批判されたけど、実は威力があってんな。
女性の手首はやや背屈気味になる人が多いけど、「力を伝える」という点では合理的なんやろな。
ただし、肘が使えないと手首だけの力になってしまうので力は伝わらない。
やや背屈された手首で、肘が使えているからこそ相手に力が伝えるねんな。
これを先に手首で「どないかしてやろう!」という自意識が働かないように、「グリップを残す」という言葉に置き換えられている。
「最後まで胸を残す」というイチロー選手の言葉がずっと頭の中にあったけど、今までは意味が理解できなかった。
それが理解できてきたので書くことにするけど、パンチ(突き)やキック(蹴り)の際にも「最後まで胸を残す」と同じことが言える。
つまり、大切なのは「肘や膝を動かす」ということ。
もちろん動かすだけで、身体に感覚が残っていないと意味がないけど、胸を残して肘や膝から動かすということが大切。
バッティングの場合は膝から動かす。
座るという動作も最初に動かすのは膝で、膝をゆるめて座る。すると勝手に背骨は伸びる。
ちなみに立ち上がる時は胸骨から。
【胸骨から立ち上がる】