Death and Life by Gustav Klimt
(上記のリンクをクリックして、ぜひこの作品を観てください。)
【この絵を観たぼくの感想】
生きていると、生の豊かさや素晴らしさにあえて感動する機会は極めてまれなことだ。
しかし、死を想像することにより、死に対立する生の豊かさ、奥深さや素晴らしさを確認する。
この、グスタフ・クリムトが描く生命の世界は、同時に彼が描く死のイメージにより、その豊饒さを際立たせている。
多様な人間がいて、様々な時があり、それでいて普遍的な生命の営みがある。
死ぬことから遠い時、死について考えると、生から遠ざかる。
しかし、死ぬこと自体に近づいている時、死について考えると、死ぬことに近づいてしまう。
であるから、死について考えるよりもむしろ、生命を謳歌するために飲み食いし、語り合い、愛し合って毎日を過ごすことだ。
そのように過ごしていると、いずれ死ぬ時が来る。
その時に死について考え、死ねばよい。
(以上、2013年7月1日のぼくのメモです。)
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