取り敢えずマカロンが美味そう 〜ぶたぶた洋菓子店 | 日常の中の非日常

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タイトルを変えてみた。
仕事のことなんかも書いてみたり。

ぶたぶた洋菓子店 (光文社文庫)/光文社

¥500
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ぶたぶたシリーズ新作。当然ながら購入。新作をAmazonで買うのは、ちょっと微妙だよなぁ。本屋で買うなら当日入手できるけど、Amazonの場合は郵送が入るので、翌日になってしまうし。

今回も面白かったです。満足しました。

ぶたぶたさんであるが故の葛藤が本書でも書かれている。そうだよなぁ、誰もが可愛がってくれるわけではないからなぁ。

それでも現実では、やはり怖がったりするケースのほうがほとんどだろう。まあそんなことを細かく書くつもりはないんだけど、本の中の登場人物は、異物(ぶたぶた)に対する柔軟性や受け入れる姿勢がものすごく広いな、と感じる。まあ小説だからなんだけどさ。

優しいだけじゃない、彼らが本当に(自分たちとその行為に対して)満足するためには、納得するためには、ってことであえて厳しく当たる。その辺も、この歳になると色々と感じる部分があったりするのだよ。

初期の『ぶたぶた』や『刑事ぶたぶた』からはテイストが少しずつ変わってきてるな、と感じる。初期の頃は日常の風景が多かったけど、ネタがなくなってきた部分もあるのか、少しずつ(みんなが想像する)一般的な日常からは少しずれた内容を扱うようになっている。それはそれで面白いし、ぶたぶたさんがどう解決するのか、ってところも楽しみなんだが、初期の頃のようなものも久しぶりに読んでみたいと思う。

ああ、家に前作ある(はずだ)から、読み返せばいいのか。でも著者も昔に比べて今のほうが文章が読みやすくわかりやすくなってるからなぁ。今の著者に書いて貰いたいと思う。

まあ僕の中でのぶたぶたベストは『ぶたぶた日記』だけどな!


採点:5点(5点満点)
ぶたぶたシリーズに満点以外の点数をつけるとか、ないでしょww