【就職活動その②】あなたは何をしてきたの? | 日常の中の非日常

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タイトルを変えてみた。
仕事のことなんかも書いてみたり。

前回は、就職活動を行うにあたっての『志望動機』について書きましたが、今回は自己アピールについて書いてみようと思います。

コレについては長くなりそうなので、3回くらいに分けて書こうかと思います。まずは学生時代の経験というやつについて。

最近は学生起業とか海外留学とかボランティアとか、他の人とは違う経験を強みとしてアピールする人が目立っているように感じます。そういう「誰にも負けない経験」をして、それを就職活動とかに活かしましょう、ってな風潮も目に付く、ような気がします。

そればっかりでも無いんでしょうけど。

もちろん、そういうのがあったらいいですねぇ。そんな珍しい経験があったら、アピールも簡単だと思います。

でもそんなのがあるのって、ごく一部の人間だけです。メディアなどでよく宣伝されてるから、そんな人が増えているような錯覚を覚えます。実際、増えているんだろうとは思います。昔に比べていろんなことがやりやすくなってるし、コストも下がってる。

それでも、そんな珍しい経験をした人は、殆どいません。1000人に1人とか2人とか、そんなもんちゃうかな。仮にコレが倍に増えたとしても、1000人に2~4人です。ハナクソみたいな数です。

そんな人間を目指した所で、失敗するだけです。それ以前に、今までやってきたことを見返してみましょう。十分にいろんな体験をしてきてるのだから、それを活かしたほうが遥かにいい。

部活でもいいし、バイトでもいいし、自分がやってきたことを堂々と話しましょう。

ポイントは2つ。

1つ目はそれをやっていて楽しかったことを話すこと。

バイトをやっていて勉強したこととか学んだことなんて、大したもんないです。僕も採用担当者をやってましたが、「バイトでこんなことを学びました」とドヤ顔で言われると、マイナス評価をつけたものです。それよりも「こんなトコロが面白くて、楽しんで仕事をしてました」的な話のほうが、好感を持てるし、どんな姿勢で臨んでいたのかが分かります。そっちの方がはるかにいいです。

2つ目は「俺がやってきたことなんて大したことないです」という態度を取らない。胸を張って話をする、ということです。

あなたが体験してきたことは十分珍しい、あなたしか体験していない、非常に価値のあることです。それを「他の人間も同じような経験をしている」と卑下しちゃいけない。そんな勘違いは捨てましょう。自分がやってきたことに胸を張り、自信を持ちましょう。他の人も同じようなことをやってきているかどうか、そんなもんは自分には分からないし、自分が判断するものでもない。判断は面接官に任せましょう。それより自信を持って胸を張って説明することに注力すべきです。

とは言え、そんな珍しい経験ない、と思っている人もいると思います。別に珍しくなくていいんだって。1つ目で書いたように、楽しかったことを話すのが一番いい。楽しかったことを話す時って、自然と楽しく話しているはずです。そんな話を聞く方も、気分が悪くなるわけがない。

かといって、「バイト先に好きな女の子がいたので、バイトに行くのが楽しみで仕方なかった」なんて言われても困ります。それはバイトとか全然関係ないからね。バイトに関係あることで話をしましょう。

引きこもってゲームをやってました、って経験でも、ゲームの何が楽しかったのか、どういうところが良かったのか、そんな話をしてみるのがいいんじゃないかと思います。

もちろん、それを楽しく聞いてくれる人もいれば、興味を全く持たない人もいます。

でも、全ての人に受ける話をしたってしゃあない。そんなもんは無理です。もっと絞り込んで、自分の話が受ける人を相手にしましょう。あるいはそういう人や会社を探しましょう。

なので、前回のエントリで書いた「なぜそこに行きたいの?」が重要になってきたりするんですけどね。自分の好きなこと、楽しいことが分かれば、行きたいところもある程度明確になってくるだろうし、自分の趣味や興味関心に合いそうな会社であれば、あなたの話を興味深く聞いてくれる可能性は高いですし。

そんな風にして自分がやってきたことを話してみましょう。その前にまとめたほうがいいかもね。

次回は引き続き自己アピール。自分の売りについて書いてみる予定です。