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税務のはなしあれこれ

大阪梅田の新月税理士法人メンバーによるブログです。
相続や贈与といった個人税務の話題から、中小企業経営で押さえておきたい税法上のポイントなどを、わかりやすくお伝えします。

新月仮面です!

昨日の続きです。

社長さんに事業承継のことについて聞かれた場面です。

「先生、事業承継の人的な承継ってなんですか?」
ふむ・・・
「人的という意味は文字通り、ヒトの承継です」
社長は少し怪訝な顔をして「ヒト・・・ですか・・・」と誰にいうともなくぼそっとつぶやかれました。
わたしは、そうですと言って説明を続けました。
「ひとことで言えば、後継者を育てることです。なんだぁ、と思われるかもしれませんが、実は結構いろんなことがあるのです」
社長は身を乗り出し「先生、うちはもう長男に継がせることにしてるんだが・・・」とおっしゃいました。
わたしは、失礼にならないように、慎重に言葉を選んで話し始めました。
「わたしは息子さんを存知あげません。少々、込み入った話をお聞きしますが、長男さんは社長の事業を継いでいくほどのご器量または人望がおありとお考えになられていらっしゃいますでしょうか?」
社長は少し語気を強めて「あろうがなかろうが、やってもらなきゃこまるんだが」とおっしゃいました。
「大変、失礼な言い方をしますが、社長ほどのお力が必要とは申しませんが、もし、事業を運営していく力がおありでなければ、または、やる気がなければ、社長がいなくなってしまったあと、会社はどんどん衰退していってしまうのではないでしょうか。そんなとき、従業員や取引先または家族は反対に不幸になってしまうかもしれません」
そうわたしがいうと、社長は少し顔を紅潮させて「きみぃ。うちの息子では会社をやっていけないといいたいのか」とわたしをぎゅっと睨み付けながらおっしゃいました。
わたしは誤解されないようにゆっくりと言いました。
「いや、誤解しないでいただきたい。そう言っているんではありません。わたしが訊きたいのは、社長は今の事業を最大限有効に継承したいのですね、ということです」
なにをいってるんだという表情を浮べ、社長は、ソファにもたれ、そうだ、とおっしました。
「では、社長がいちばん適材と思われる方に承継していただき、息子さんには相応のお金をお渡しした方が、事業も有効に続くし、息子さんもすきな仕事ができ、すべてがうまくいきます。でも、どうしても血縁に事業を残していきたいという社長の想いがあれば、しかたありませんが。。そのときは息子さんに能力がなくても社長のノウハウを叩きこむ必要がありますね。わたしがいいたいのは、息子さんにお渡しする前に、一度そんなことを考えてみる必要があるのではないかということです」
社長は眼を見開き、わたしに・・・

今日はここまでで。。

社長はなかなかの御仁であります。

わたしも力が入ってしまいます。

いつものあなたの新月仮面でしたヾ(@°▽°@)ノ。