今日も新月仮面は事業承継の話で社長(七色社長)のところに行ってのお話しです。
「新月せんせい、この間の話の続きですが」
「なんでしょう」
「うむ、わたしが質問したことだが、どうしても気になっておりましてな」
社長は頭を掻いて笑顔でおっしゃいました。
「はあ、どのことでしょうか」
「あれだ。会社はだれのものかってことですよ。考えれば考えるほどわからなくなる。わたしはすべてわたしのものだと思っていたが、それも違うような気がする。今、会社はわたしだけがいたら、まわるものではないのだよ」
ふむ
「社長、確かにおっしゃるとおりです。会社はだれのものかという議論はいろんな人がされています。社長がおっしゃりたいのは、会社はだれのものというより会社はだれのためにあるもの、ということではないでしょうか。だれのものという所有の話は当然、株主のものという以外ありませんが、だれのためにあるかというのは、社長がおっしゃるとおり、いろんな利害関係者のためにあると考えられています。影響力があればあるだけそれは多数になります。当然、その関わりの濃度によっていろいろ変わってきますが

社長は、わたしをにらみつけるかのようにじっと見られて
「新月せんせい、会社はわたしのものだが、わたしのためだけにあるわけではないと……」
とおっしゃいました。
「そうです。ただ、実は、会社はわたしや社長と同じように、ビジネスの世界では生きているのです。社長自身がだれのものでもないように、会社もだれのものでもないのです。会社は会社で生きているのです。そうお考えになられた方がいいかと

「せんせい、また、禅問答になってきた」
社長はわたしの肩を叩いて、高笑いをされていました。
今日の新月仮面でした。
どんどん、七色社長との距離が近づいてきていますね。
またまた
あなたのための新月仮面でしたヾ(@°▽°@)ノ。