現代貨幣理論(MMT)の話題で、しばしば無税国家について言及されます。いくらでも国債発行できるなら、無税国家も可能じゃないか! と。
現代貨幣理論(MMT)支持者はこういった場合、口を揃えて「インフレ制約があるから(機能的財政論)」「税が通貨を駆動しているから(租税貨幣論)」と反論します。
筆者もそうしてきました。しかし無税国家は、本当に無理なのでしょうか。
結論から言えば「完全な無税国家は、多分無理。不完全(個人なら無税とか)なら可能」です。無税国家を主張する人、否定する人。どちらにとっても有益な論考になるはずです。