平成の防災を反省し、次の時代に生かせ | 進撃の庶民 ~反新自由主義・反グローバリズム

本日は、ふるさとを守りたい、子供達の未来を守りたい様の寄稿コラムです!

もう数ヶ月もすれば新元号になり平成が終わるわけですが、平成はまさに災害の時代と言えました。

災害が多いのに、緊縮財政に突っ走る奇妙な時代でもありました。ふるさと様のコラムのように、反省して次の時代に生かさねばなりません。

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平成の防災を反省し、次の時代に生かせ~ふるさとを守りたい、子供達の未来を守りたい様

初詣など年始の行事でメディアのインタビューに対して、「災害が無い年になるよう祈願した」などと多くの人が答えているが、気持ちは分かるが祈願したところで災害から逃れられる保障など無いという程度のことを大の大人が分からぬはずはあるまい。
去年だって、大阪や北海道の地震や西日本豪雨を望んだ人は一人もいなかったはずだ。


「災害は起こるもの」と認識し、有権者として災害の被害を最小限に抑える事前の防災・減災対策や迅速な復旧・復興を可能にする政策を政府に要求することこそ一人一人の大人が子ども達のために果たすべき義務なのではないだろうか。平成に相次いだ災害は、このことを人々に分からせようと神々が課した試練だと私には思えてならない。だとしたら、日本人の多くがそれに気づかない限り、いくら神頼みをしても今年も大きな災害が多発するだろう。


神々の試練というのは非科学的だといわれるかもしれないが、近年の異常気象や地震の頻発を見れば科学的に考えても今後災害が減る保障はどこにも無い。 
平成の時代がまもなく終わろうとしている今、平成の防災を反省し、次の時代に生かさなければ次の世代はさらに大きな災害の危機にさらされることになるだろう。


平成の時代、財政危機が叫ばれ、防災・減災を含めた公共事業費は減らされ続けた。しかし、高齢化などにともなう社会保障費の増大などで政府債務は増大し続けた。にもかかわらず、日本政府が財政破綻に陥り、ギリシャなどのような深刻な事態になることは一度もなかった。日本政府は、日銀が保有することで返済が不要となる自国通貨建て(円建て)で全ての国債を発行しているのだから当然である。
一方、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震、九州北部豪雨、西日本豪雨など自然災害は度々起こり、多くの尊い命と家や田畑などの人々の大切な財産が失われた。
この中には、政府が防災・減災に十分に予算を投じていれば救えたはずの命や、守れたはずの財産も多く含まれているだろう。


この教訓を踏まえるなら、新時代に向けて事前の防災・減災対策や災害が起こった際の復旧・復興に政府がためらわず国債を発行し、十分な予算を投じる積極財政路線への転換を図る以外に道はない。


最低限、以下三点ぐらいは新時代の到来に間に合うように実現してほしいものだ。


1. 住宅再建費用を全壊や半壊など損傷度合いに関係なく9割以上国費補助。鉄道等の復旧・復興費用は全額国費負担とする。などの恒久制度化。

2. 大規模災害発生から1ヶ月以内の大規模補正予算の編成、執行を可能とする体制整備。

3. 堤防整備率、住宅耐震化率、上下水道施設の更新率、避難施設の整備率等の目標達成までの年間20兆円規模の財政出動継続。

(了)


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