愛犬のこと | 心不全Diary(拡張型心筋症)

心不全Diary(拡張型心筋症)

拡張型心筋症成人患者の会 管理人兼会長です。
2022年12月心不全で入院、2023年7月に拡張型心筋症と診断されました。元大学非常勤講師(退職)。
*病気に関する記事はすべて一患者の個人的な感想です。不正確な情報が含まれる可能性があります。あらかじめご了承下さい*

 

涼しくなってまいりました。

 

天気の良い週末など少しずつ、

遠出のお出かけをするようになりました。

 

先週末は、夫とわんこと「海の公園」へ行ってきました(写真)。

 

わんこには生まれてはじめての波打ちぎわ、

たくさん歩いて、ピクニックランチも食べて、気持ちが良かったです。

 

うちのわんこは、1歳4ヶ月柴犬の男の仔です。

去年の8月末、わが家にやって来ました。

 

そのわずか3ヶ月後、私は心臓をこわして

初入院をすることになるのですが、

 

わんこをお迎えした時点では、

自分が拡張型心筋症になるとは、

まさか夢にも思っていませんでした。

 

むしろ、おかげさまで健康なまま50代後半となった今こそ、

仔犬をお迎えする人生最後のチャンスだと考えていました。

 

これまでは仕事で家を空けることが多く、

以前住んでいたマンションはペット不可だったり、

条件がそろわないまま、きてしまいました。

 

でもどうしても、一回だけでもいいから、

「私(と夫)の犬」といっしょに暮らしてみたかったのです。

 

 

拡張型心筋症を発症した直後は、

朝晩の散歩も食事の世話も、

すべて夫におまかせするしかなく、

 

退院後もしばらくは、私はもっぱら

食事や排泄のケア、ブラッシングや爪切りの担当でした。

 

元気がありあまる仔犬といっしょに走ることはできず、

リビングでボール遊びをしたり、

ロープの引っぱりっこをするなど、

室内で遊んであげることしかできませんでした。

 

 

「毎日のお散歩」は、

わんこ とコミュニケーションを取りながら自然にふれたり、

いっしょに季節を感じあう時間です。

 

犬にとっては、単に運動するだけではなく

おしっこやうんちをする大切な排泄タイムで、


「毎日かならず」犬の散歩をするのには、覚悟がいりますが、


「お散歩に連れて行ってくれる人」は、

やはり特別な「相棒」になります。

 

もともとは、私も毎日の散歩をする、

という前提でお迎えした仔犬なのに、

もう無理がきかない身体になってしまったのが残念です。

 

体調が良いときを見はからって、

短めのご近所散歩などには 行くようにしていますが、

 

「犬の一生ぶんの散歩に対して、きちんと責任をもつ」のは、

今の私には難しいと思っています。

 

今後は、お散歩などの体力仕事は、

基本的に夫に一馬力でやってもらうしかなく、

 

夫も喜んでやってくれてはいるのですが、彼が

病気やケガをする可能性も、もちろんあります。

 

これからは、動物病院やトリミングサロンだけでなく、

「おなじみのお散歩シッターさん」も、ぜひ探さなければと思っています。

 

病気やケガの緊急時にいきなりお願いする、というよりも、

余裕がある元気なときから、慣れてもらったほうが良さそう。。

 

犬を飼うのははじめてで、すべてが手探りです。

犬にも夫にも迷惑をかけていますが、

 

本当にすべりこみセーフで、

わんこ といっしょの生活を得ることができて、

神様ありがとうございますと

心から感謝しています(無宗教ですけれど)。

 

犬は、まっすぐ生きようという明るいパワーにあふれていて、

人間の思考が不健康で否定的な方向へ流れるのを抑えてくれる気がします。

 

これから わんこが生きていく年月と、

私が拡張型心筋症患者として生きる年月は、ほぼ重なります。

 

「いっしょに元気で長生きしようね、仲良く暮らそうね」と

わんこ の脳内に刷り込むように(笑)語りかけています。