ウィーンホールは、音響性能を最重要視したシューボックススタイルのホールです。
残響時間を、空席時には2.16~2.67秒、満席時には1.8秒~2.2秒まで変化させることが可能です。
ゆるやかな勾配を持つ客席で、定員522名、室内楽などの演奏に最も適しています。ヴァイオリンの微妙な音色が客席空間を満たし、パイプオルガンの荘厳な響きは全身の感覚を魅了します。木質系の素材で統一された室内は暖かみがあり、それでいて確かな音を作り出す魅惑の空間です。


北ドイツのヒンリッヒ・オットー・パーシェンオルガン製作所製。
パイプ数3,636本、ストップ数46。
あらゆる時代のオルガン作品への対応が可能で、ドイツ・バロック音楽はもちろん、フランス的な音色ももち、またロマン派の作品の演奏にも相応しい響きを奏でます。そして、この音色は、ウィーンホールの豊かな残響で、教会風の荘厳な響きも、フランス的な明るく軽快な響きも余すところなく表現し、すべての聴き手を存分に魅了します。2010年の改修工事にて、オーバーホールを実施しました。


ベーゼンドルファー(オーストリア・ウィーン製)
フルコンサート275型



スタインウェイ(ドイツ・ハンブルグ製)
フルコンサートD-274型1台