イソフラボンには乳がんや骨粗鬆症、メタボや更年期障害を防ぐ働きが期待できる、と上原氏は説明する。さまざまなメリットがある大豆イソフラボンの作用のなかでも、特に注目されているのが「エクオール」という成分だ。
「エクオールとは、体内に摂り入れた大豆イソフラボンが腸内細菌によって変換されて作られる成分です。特に、月経前症候群(PMS)や更年期障害の緩和にもイソフラボンやエクオールが役立つことがわかっています。もちろん個人差はありますが、多くの女性が抱える悩みを解決するパワーを秘めていると言えます」
エクオールが持つ抗酸化や抗炎症作用には、肌の老化を防ぐ効果があることも認められている。しかし、大豆イソフラボンを摂ればだれでもエクオールを体内で作れるわけではないという。
「残念ながら、すべての人が『エクオール産生者』というわけではありません。欧米人の20~30%、アジア人の50%がエクオール産生者と言われています。近年の傾向としては、食生活の変化や腸内細菌の種類の違いなどの要因によって、日本人のエクオール産生者の割合も減ってきているようです」
上原氏によると、自分がエクオール産生者かどうかは検査しなければわからないそうだが、その結果にこだわるよりも、とにかく積極的に大豆イソフラボンを摂ることが大切だと指摘する。
「大豆イソフラボンのほかにも、大豆には必須アミノ酸や植物性タンパク質、ビタミン類やミネラルなど、さまざまな栄養素が含まれています。栄養豊富な食材として、日々の食事に取り入れるメリットは大きいですよ」
なかでも、上原氏がお勧めするのは、大豆を発酵させた“大豆発酵食品”である。
「豆乳を発酵すると酵素の活性が促され、体内に吸収されやすい『アグリコン型イソフラボン』に変換されます。体内の吸収率がアップすれば、必然的に体の中のイソフラボンの量も増加するので一石二鳥です。代表的な大豆の発酵食品は納豆や味噌ですが、塩分が気になる場合や納豆が苦手な人は、豆乳を乳酸菌で発酵させた飲料や豆乳ヨーグルトがお勧めですよ」
また、料理に豆乳や発酵豆乳食品を使うと、より手軽に大豆イソフラボンを採り入れやすくなると指摘。自分に合った大豆発酵食品の使い方を見つけるのも、ひとつの楽しみと言えるかもしれない。
上原氏は、「ただし、大豆イソフラボンだけをたくさん摂取してもその恩恵は受けられません。前提として炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどバランスの良い食事とともに大豆の発酵食品を摂ることで、その効果が実感できるはずです」と語っている。
美容や健康が気になる忙しい女性たちの強い味方“大豆イソフラボン”。早速、今日から発酵豆乳ヨーグルトをはじめとする大豆発酵食品のある生活を始めてみては?
『ブランドプレス』より抜粋
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