⭐︎帰国後、社会への扉を叩く⭐︎

イギリスから帰国して、
大学に復帰しました!

留学前はさっぱり分からず
全然面白くなかった授業も、
留学後は自分の興味が分かって
異文化理解やビジネス、感性に関する授業、、
学ぶことが面白く感じてきました✨

1年半所属する研究室。
心理学に興味をもった私は
教育心理学のゼミに入りました。


そんな中、大学3年生から就職活動が
始まります。


「天職」

「心理カウンセラー」

就活を始めた時、1番最初に
思い浮かびました。

いつか『天職』につきたい。
いつか心理をやりたい。
人の心理に携わりたい。
人を癒す存在になりたい。


でも心理カウンセラーって
どうしたらなれるんだろう?
資格とかとっても、働き口あるのかな?
社会人経験ないのに
人の相談になんて乗れるのかな?

そんな疑問が湧いた私は、
「まだ何も分からないから
  まずは社会人として 会社勤めを
  経験しよう!」と決めました。


そこから、厳しい就活戦線に
挑みます。


黒いスーツに身を包み、
雨の日も風の日も、
合同説明会、セミナー、エントリーシート
自己アピール、グループディスカッション、
面接。。
何だかゲームみたい。。



海外では確かに自分の考えを問われました。
でも日本の今までの学生生活で
自分の考えや個性の発揮を求められたこと
は無かったし、
どちらかというと「同じであること」を
求められてきたのに。
いきなりあなたの個性は?強みは?
と問われ、評価され、
ふるいにかけられる。

自分の個性や魅力を伝えなくてはいけない、、

本屋に並ぶ自己PRや面接のマニュアル本、
皆んな同じ服、髪型、
皆と変わりばえしない自己アピール。


  皆「同じ」ということと、
「差別化」しなきゃいけないこと。


その不自然さ、矛盾にとても違和感を
感じました。


志望動機もふわっとしてる私、
当然中々上手くいきません。

沢山の不合格通知。


私の個性って何?
本当は何がしたいの?
私に魅力や強みなんてあるの??
私はやっぱり社会に馴染めないんじゃないか?


どんどん自信を失っていきました。


その時通っていた病院の先生に
こんな言葉をかけてもらいました。


丸くならなくてもいい、
  星になれ」という言葉があるよ。


その言葉にとても救われました。



完璧じゃなくていい、
今のでこぼこな私のままでもいい、
そんな風に思えたのは大切な気づきでした。


父にも、
お前は今社会への扉を
  必死に叩いてるんだよ
と言ってもらい、自分のやってることの
一つ一つが無駄ではないと思えました。



そこから、
周囲より時間はかかったけれど、
ぼろぼろになりながらも、
両親や先輩、友達に助けてもらいながら、
色んなプライドを捨て、
少しずつ自己アピールを自分の言葉で話す
コツを掴み、
卒業後お世話になる会社の内定も
いただけました。


苦しい就活も終わり、
今までほったらかしにしてた卒論に
急いで取り掛かります。



⭐︎卒論で出会った『自己肯定感』⭐︎


私が入ったゼミは
インドネシア人の超熱血な先生が指導する
教育心理学のゼミでした。

日本の、教育をしない大学教育に
疑問を持っていた方で、
とても独特な指導方法でした。

授業は英語と日本語が入り混じり、
少人数制で、
先生が生徒に情熱をぶつけるスタイル。
他のどの授業とも違っていました。

1番印象的だったのは、
True story』というもので、
生徒たちが、本音で、
自分の今までの『人生』の話をするというもの。
今までの葛藤、苦しかったこと、
気づき、、

そこまで親密ではない人に
自分の全てをさらけ出すのは
簡単なことではありません。


私は人前で自分の話をするのが
何より苦手だったので、
授業でプレゼンをすることが
本当に苦痛でした。


その授業の一環で、
先生主催のシンポジウムがありました。

ゼミメンバーは参加必須で、
100人規模の会場で
皆が自分の『True story』を
原稿なしでプレゼンします。
私はそれが嫌すぎて何とか逃れようと
したのですが、先生は許してくれません。


腹をくくって
何度も何度も練習し、
正直に自分の話を舞台の上で話しました。
海外で感じた劣等感、アイデンティティー、
自信や内側から起るモチベーションの大切さ。


何とか大勢の人の前で
自分の発表を終えることができました。


発表が終わった後、
ある大人の方が私に声をかけてくれました。


君の発表良かったよ。
   正直だったのが良かったよ!


「正直に、純粋な心で本当の気持ちを話せば、
ちゃんと人に伝わるんだ。」

その時初めて、あんなに抵抗があった、
人前で話すことの達成感を
感じました。



そして迫る卒論の期限!


私は卒論のテーマに、
自尊心と内発的動機付け』を選びました。 

(内発的動機付けとは、内側から発生する
モチベーションのことです。)

自信の無かった私にとって
どちらもとても大切だったからです。


毎日のように図書館に行って、
関連のありそうな本を読み漁りました。


卒論を書くために自尊心について
学んでいた時、
私は重要な言葉に出会います。


自己肯定感
自分を肯定する力。


自尊心にも二種類あって、
幼少期に育つ、「ありのままの自分」を
認められる、ベースのような自尊心と、

周囲からの評価など、社会から与えられる
社会から与えられる自尊心があります。

1番大事なのはベース


そこで私は、
「自分」というものの1番底には、
 全てのベースには、
『自己肯定感』があるんだ、と
知ります。


『自分に自信を持ちたい。。。』
ずっとそう思ってきました。


でもまずは
どんな自分も、自分自身が
 そのまま肯定すること

全てはそこから始まるんだと、
気づきました。

なんだか、自分自身を発見した
気分でした。


その気づきは、
私にとって大発見!

今後の自分をいつも救っていく
ことになります。



卒論のために書いていましたが、
半分自分のためでもありました。


卒論の提出期限を過ぎてしまい、
教授に「卒業させない」と言われ
ケンカしながら、
泣きながら完成させた卒論。

完全なる自分の主観で書き上げた
私の卒論は
なんと大学の優秀賞?努力賞?
に選ばれました✨


超熱血スパルタゼミでしたが、
そこでの学びは今も自分の中で活きています。



自分の個性、アイデンティティーに
ひたすら悩んだ大学生活でしたが、

色んな学び、あまりにも多様な価値観、
人に触れ、
自分にとって大切な気づきを得た4年間でした!

やっぱりいつも人との出会いに救われる私。



卒業式、、
大好きな友達と泣きながらお別れし、
就職のため愛知に帰ります。