嫌いなものってなんだっけ | マリーゴールド(草)

マリーゴールド(草)

子ども(明日奏)が生まれたことを機に、僕達の心情の変化みたいなものを残してあげられたらな。と思っています。

僕は記憶力は自信のない方だが、ときどき自分の嫌いなものを思い出して再認識しないと、自分が分からなくなってしまいそうで怖い。人並みに嫌いなものはあるし、食べ物は妻と比べてもそうだが、普通の人より多いだろう。小さい頃から、トマト、玉ねぎ、なすび、長ネギ、ニラとかセロリなどの野菜が苦手だった。ただ、時間が経つにつれ大人になるにつれ、その嫌いな野菜たちを周囲に大声で発信し続けないと、自信がなくなってきたように思う。ただ、間違いなく不味いはずなのに。
トマトは味が駄目。煮込んでスープになどしたらおわってる。玉ねぎ、長ネギは食感がだめ。何か舌触りがヌルヌルしてる。なすびもそう。何かぐにゃぐにゃで、なすび!って感じ。でも…‥…。
当たり前だけど食べる機会が多い、サラダに入ってるわ、カレーに入ってるわ、玉ねぎやネギなんて何にでも入ってる。トマトのヤツもだ。最近もてはやされてる。
時間が経つにつれ、いかに体に良いか、健康に生きるために必要な成分が含まれているであろうことなど、人間にとってあまりにも多くのプラスの要素が刷り込まれて、むしろ進んで食べるようになった。食べるようになりだしてからは不思議な感覚だ。美味しいとは思わないけど、体が欲しているような感覚がある。顔をしかめながらトマトジュースを飲む。不味い!だが不思議と爽快な気分だ。
僕はこれらの食べ物を果たして嫌いなのだろうか。