『新堂冬樹作品集パート⑩』
37作目
君が悪い
●2009年2月(光文社)
●黒新堂
<あらすじ>
竹林英太(たけばやしえいた)は中学教師。
真面目な性格でなにごとにも一生懸命、自分ではお人好しだと思っている。
そんな彼が恋をした。
離婚してから初めての、本気の恋だ。
しかし、スナックのホステス・桃華(ももか)との恋路には、
粗暴な常連客が立ち塞がっていた。
彼女を、そして二人の未来をまもるために、竹林は行動に出る
。…それが、延々と続く地獄絵図の始まりだった。
38作目
殺し合う家族
●2009年3月(徳間書店)
●黒新堂
<あらすじ>
浴室に転がった孝の生首が、貴子を見上げていた。
「いゃあっ!」。貴子は悲鳴を上げ、生首を蹴り上げた。
「お父さん!」。優太が、赤い飛沫を上げながら排水口に転がる生首を慌てて拾い上げた。
―死体の解体を終えた貴子は最後の足をゴミ袋に詰めた。
手伝わされた優太は完全に壊れていた。
この場で繰り広げられている地獄絵図は、富永の存在なしには起こり得るはずがなかった。
洗脳、私刑、殺人、死体解体そして驚愕のラスト。
あの「北九州一家殺人事件」をモチーフにした衝撃作!
39作目
ギャングスタ
●2009年6月(徳間書店)
〇灰色新堂
☆2011年映画化 主演 久保田悠来
<あらすじ>
舞台は東京都大井区の極悪高校・明王工業。
四天王と呼ばれるケンカの猛者4人が仕切っていた。
彼らを打ち倒し、取って代ろうとする新入生が現れる。
一人はかわいい女の子に目がないイケメンの白石。
もう一人はエリート中学から入ってきたクリスチャンの赤星。
さらに、四天王すら恐れる通称・ルシファーが少年刑務所から帰ってきて……。
二転三転どころか、五転六転のスピード展開。青春ケンカ小説の新たな傑作!
40作目
引き出しの中のラブレター
●2009年8月(河出書房新社)
〇白新堂
☆2009年全国ロードショー 主演 常盤貴子 林遣都 仲代達也
<あらすじ>
あなたの言葉を、待ってる人がいます
―結婚と仕事の間で苦悩するラジオ・パーソナリティ。
シングルマザーの道を選んだ女性。
今の自分に納得がいかず、しかし一歩が踏み出せないショップ店員。
高校卒業を控え、進路に悩む少年。ある出来事がきっかけで、
笑う事を忘れてしまった男性。
親友に裏切られ、未来ではなく、「今」を楽しく生きることに決めた女…。