『新堂冬樹作品集パート⑨』
33作目
女王蘭
☆黒い太陽シリーズ三部作 第二弾
●2008年10月(祥伝社)
〇灰色新堂
<あらすじ>
夜の聖地キャバクラに咲く一輪の花。
ベストセラー『黒い太陽』が進化した!
漆黒の聖戦(ジハード)を勝ち抜くのは誰だ?
「夜の世界に咲き誇る女王蘭になれ」自分を裏切り、
父親を死に追い込んだ“風俗王”藤堂への復讐を誓う優姫は、
敵の主戦場(フィールド)であるキャバクラで日本一の
キャストを目指すべく、藤堂と敵対する立花の店に入る。
業界の覇権を争って火花を散らす二人の男、
そして美しい毒牙を磨きあう女たち…。
34作目
女優仕掛人
●2009年1月(角川書店)
〇灰色新堂
<あらすじ>
大手芸能プロ『サンライズプロダクション』
を追われた敏腕マネージャーの上杉貴裕。
弱小事務所の『マックスプロダクション』で
再起をかけようとした矢先、上杉の前に一際オーラを放つ少女が現れた。
佐倉千紗、16歳。
童顔の中に黒豹のような眼光を放つ千紗に魅入られた上杉は、
トップ女優にのしあげるため、強引なやり口で仕事を獲得していく。
だが、彼の暗躍を、かつての上司で宿敵の高村が黙って
見ているわけはなかった…。
瞬時の駆け引き、スキャンダル捏造、そしてテレビ局プロデューサーへの罠
―芸能界を舞台に、究極のパワーゲームの幕がここに切って落とされた。
35作目
アンチエイジング
※文庫版時に『整形夫婦―アンチエイジング』に改題
●2009年2月(ポプラ社)
〇灰色新堂
<あらすじ>
アンチエイジング…その功罪を問う衝撃作。
ふと鏡を見て、妻は思う。
「夫が愛してくれなくなったのは、この皺?身体?」
街で女を振り返り、夫は思う。
「あと十歳若ければ、俺だって…」
夫婦は、手段を選ばず「老い」に抗おうとした。
幼子のことも省みずに…どうしても愛を取り戻したかった妻と、
たった一度の過ちを犯した夫。
隠し切れなくなった嘘がボロボロと互いを覆い尽くし、
二人を結ぶ絆は完全に崩壊してゆく。
アラフォー世代に贈る、ある哀切な夫婦の物語。
36作目
不倫純愛
●2009年2月(新潮社)
〇灰色新堂
☆2010年 映画化 主演 嘉門洋子
<あらすじ>
結婚生活15年を超え、夜の営みを重荷に感じていた編集者・京介。
そんな京介を誘ってきたのは、売れっ子作家・岡セイジの
若き美人秘書・澪香だった―。
背徳と知りつつ、過激な性愛に溺れていく美女と野獣。
その関係に気づいた岡は、京介の妻・真知子に
そっと魔の手を伸ばす…。