『新堂冬樹作品集パート④
13作目
アサシン an Assassin
●2004年8月(角川書店)
〇灰色新堂
<あらすじ>
幼少の頃両親を殺された花城涼は、育ての親に暗殺者として訓練を受け、一流のアサシンとなっていた。己の本能だけを研ぎ澄まし、任務を遂行してきた8年間。だが、暗殺現場にいた女子高生リオを助けたために状況は一変、涼は組織から非情な選択を迫られる。女を殺すか、それとも…。緊迫した状況下で、涼は純真無垢なリオに惹かれてゆき、運命の決断をくだす!
14作目
動物記
●2004年10月(角川書店)
〇白新堂
<あらすじ>
父親とアラスカに来ていた小田切俊一は、ロッジで飼われている小熊のアダムと遊ぶのが好きだった。アダムは獰猛なグリズリーの子供なのに、人なつこかったのだ。それから、22年の時が流れ、俊一はアラスカロケ番組のディレクターに抜擢される。俊一は、息子の俊夫と再びアラスカへ。だがロケ候補地では「クマ王」と呼ばれる巨大熊が甚大な被害をもたらしていた。
15作目
背広の下の衝動
※文庫版時に『ホームドラマ』に改題
●2004年11月 (河出書房新社)
〇灰色新堂
<あらすじ>
職場でも家庭でも疎外される私の“安息の場所”は?新堂冬樹が贈る最悪のホームドラマ。
禁断の「サザエさん」のブラックパロディ収録で問題作に!
16作目
吐きたいほど愛してる。
●2005年1月 (新潮社)
●黒新堂
<あらすじ>
迷惑な妄想逆ギレ男が、夫の帰りを正座して待つ壊れた妻が、生き地獄を味わう可憐な美少女が、虐待される寝たきり老人が、自己の中心で愛を叫ぶ!勝手気ままに狼藉の限りを尽くす面々をあなたは愛せるか?
「溝鼠」と並ぶ新堂作品「最凶作品」!