『フランスの新星 レア・セドゥ』
マリーアントワネットを題材にした物語はいくつも観てきたが、
本作品は王妃に仕えていた朗読係の視点から描かれており、
新鮮だった。
全編本物のヴェルサイユ宮殿でのロケなので、
それをみるだけでも愉しめる。
朗読係の役は、フランスの次世代のスターと誉れ高いレア・セドゥだ。
俺がいま、アメリカのジェニファー・ローレンスとともに注目している女優だ。
数々の話題作に出演しており、「007」のボンドガールも決定した。
挑発的で退廃的な、個性のある女優だ。
時間があれば、是非、チェックしてみてくれ。
解説
さまざまな逸話などで語り継がれてきたフランス王妃マリー・アントワネットの朗読係の視点で、フランス革命の裏側を描いた歴史劇。シャンタル・トマのベストセラー小説「王妃に別れをつげて」を、『トスカ』のブノワ・ジャコー監督が映画化。『美しいひと』『美しき棘』のレア・セドゥー、『すべて彼女のために』ダイアン・クルーガー、『8人の女たち』のヴィルジニー・ルドワイヤンが共演。豪華絢爛(けんらん)な衣装や美術、実際のベルサイユ宮殿でロケを敢行した映像も見どころだ。
あらすじ
1789年7月14日、暴徒に襲撃されたバスティーユ牢獄が陥落しフランス革命が勃発。王妃マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)と、その寵愛(ちょうあい)を受けるポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)らの名前が載った286名の処刑リストが出回り、ベルサイユに衝撃が走る。宮殿を逃げ出す貴族や召使が相次ぐ中、朗読係のシドニー(レア・セドゥー)は王妃に対する気持ちの深さから忠誠を誓うものの、王妃から思いも寄らない命令が下される。