『新堂冬樹全作品紹介②』
7溝鼠
●2002年4月(徳間書店)
<あらすじ>
溝鼠と呼ばれる鷹場英一が営む復讐代行屋・幸福企画。依頼人に頼まれれば、どんないやがらせもする、他人の人生を破壊する守銭奴たち。
☆三部作完結の第一作
出版界初のR指定作品で、テレビ、週刊誌などで賛否両論の嵐(笑)
登場人物すべてが極悪人&変質者で、知り合いから人格を疑われた(笑)
黒新堂の中でも三本指に入るエグい作品。
●2002年10月(光文社)
<あらすじ>
シチリアマフィアのドンの息子ガルシアは、仲間の裏切りにより家族を皆殺しにされてしまう。逃げるように祖母の祖国日本へ―。
日本の裏社会で類い希な戦闘能力を買われたガルシアは、山王寺組若頭・不破の暗殺を請け負う。が、不破もまた非道極まりない殺人マシーンだった…。
☆映画「ゴッドファーザー」へのオマージュ・・・というか、
新堂冬樹版「ゴッドファーザー」。
大好きなロバート・デ・ニーロに絶対に新堂作品に出演してもらいたくて
描いた(笑)
夢は必ず実現する!
●2003年1月(角川書店)
<あらすじ>
瀕死の子犬を偶然拾った深雪は、“忘れ雪に願いをかければ必ず叶う”という祖母の教えを信じて、子犬の回復を願った。そこへ獣医を目指す桜木が通りかかり子犬を治してしまった。不思議な力に導かれて出会ったふたりは、次第に惹かれあってゆく。
☆「日本一エグくて暴力的な作家」としてブレイクしていた俺が、
デビュー9作目で初めて挑んだ純愛小説。
この作品を刊行したときの評論家、全国の書店の驚愕のリアクションは、
いまでも忘れられない(笑)
新堂は 頭がおかしくなったんじゃないかとか、あんな暗黒どっぷりの作家の
純愛小説なんて売れるわけがない、とか、
ずいぶんといろんな陰口が聞こえてきた(笑)
結果は現時点で累計百万部だ。
もちろん、自信があったから書いた。
記念すべき「白新堂」の誕生だ。