『18年の歳月をかけた素敵な三部作』
2004年「ビフォア・サンセット」に受け継がれ、
2013年「ビフォア・ミッドナイト」へと・・・。
イーサンホーク&ジュリーデルビーの主演で9年ごとに
撮影されるというビフォアシリーズの三部作は、
ほぼ時系列通りに観てきたので、第一作の頃は俺もいまより
18歳若かった(笑)
こういういう映画は素敵だ。
長い年月の経過を描く映画は、老けメイクか若返りメイク、
もしくは別の役者が演じたりするのが一般的だが、
ビフォアシリーズは出会いの頃から今回の作品まで
18年の歳月をかけて撮影しているので、主演のふたりが大人の男女へと
移り変わる様がよくわかり感慨深い。
詳しい内容説明はあとに譲るが、ビフォアシリーズは嘘っぽくなく
奇麗事だけではない恋愛物語で、こういう感じも悪くない。
特別に派手な展開があるわけではなく、「長回しの会話」で
演出する独特の雰囲気は癖になる。
ゆったりした大人の恋愛物語を堪能したい方にはお勧めの三部作だ。
個人的には、第4部、第5部と9年ごとに作り続け、
主演のふたりが白髪の夫婦になるまでを描いてほしいものだ。
「ビフォア・ディスタンス」~あらすじ~
ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク共演によるラブ・ロマンス。
列車の中で偶然出会った一組の男女。
二人は意気投合して列車を途中下車し、ウィーンの街をあてどもなく歩く。
しかし楽しい時間はあっという間に過ぎ、やがてお互いの生活に帰る朝がやってくる……。
「ビフォア・サンセット」~あらすじ~
リチャード・リンクレイター監督の『恋人までの距離(ディスタンス)』の続編。
前作に引き続き、イーサン・ホークとジュリー・デルピーが登場。
お互いの気持ちを確かめるための時間がほんの数時間しかない中で、
どうやって思いを伝えるのか、ドキドキしながら最後まで楽しめる。
「ビフォア・ミッドナイト」~あらすじ~
イーサン・ホークとジュリー・デルピー主演の『恋人までの距離(ディスタンス)』
『ビフォア・サンセット』に続くラブロマンスのその後を描く第3弾。
風光明媚(めいび)なギリシャの海辺の街を舞台に、
熱烈な恋に落ちて人生を共にするようになった男女のその後の現実を、
小気味いい会話を通して映し出す。
前2作同様リチャード・リンクレイターが監督を務め、
再び主演の二人と強力タッグを組む。
恋人から家族になった主人公たちの本音満載の内容が、
観る者の共感を呼ぶ。