『「紙のピアノ」取材☆アリス紗良オット・ピアノリサイタル』
双葉社で現在連載中の『紙のピアノ』の取材を兼ねて、
アリス・紗良・オットさんのピアノリサイタルに行ってきた。
1200人収容の杉並公会堂はほぼ満席で、
クラシック界の新星の人気度が窺えた。
アリスさんは、日本人とドイツ人のハーフで、現在25歳。
「情熱大陸」や各番組で取り上げられていたので、彼女のことを
ご存知の方も多いだろう。
モデル顔負けのビジュアルのアリスさんだが、
ピアノの実力は半端ではない。
リストの超絶技巧練習曲集をメインにしたデビューアルバムが
評判となり、ショパンのワルツ全曲を収めたセカンドアルバムが
ドイツ、アメリカのクラシックiTunesチャートで1位になり、
そもそも、俺がアリスさんの存在を知ったのは、
「紙のピアノ」の主人公・・・天才ピアニストのほのかが得意としている
リストの「ラ・カンパネラ」を弾いている女性ピアニストの動画を
観まくっているとき、彼女の演奏に衝撃を受けたのだ。
「流麗」な美しく透明感のある旋律と「野獣」のような荒々しく迫力のある旋律
を、1曲の演奏の中で表現しており、誤解を恐れずに言えば「ジキルとハイド」の
ような二面性に度肝を抜かれた。
生の演奏を聴いたら・・・ということで、6月10日のピアノリサイタル
に行ったというわけだ。
立ちっ放しだった。
「紙のピアノ」にたいしての創作意欲も何倍増しにもなった。
ヒロイン、ほのかを、アリスさんに負けないような魅力的な
音楽家として描き切りたい。
またな!