『7年間の擦れ違いを乗り越えて結ばれるのか?』
『最後に恋に勝つルール』
邦題のセンスはイマイチだが、ストーリーは面白かった。
ジャンルはロマンティックラブストーリーだが、ふたりの
出会いは、エミリー(アマンダ・ビート)が恋人と別れた
ヤケくそ気味の勢いで、飛行機で乗り合わせたオリヴァー(アシュトン・カッチャー)
がトイレに入ったあとを追いかけエッチする・・・というとんでもないものだ(笑)
その日のうちに別れ、三年後に再会し、またすぐに別れ、二年後に再会し、
またまたすぐに別れ・・・と、互いに一番大事な存在であることに気づくまでの
7年間の擦れ違いを描いた映画だ。
アマンダ・ビートの出会いの頃のやさぐれた少女から、
年月が経ってからの大人の女性になってゆく様は、外見も言動も
見事な変貌振りだった。
物語では7年間の年月が流れているが実際は数ヶ月の撮影期間での
ことなので、別人のように成長してゆくエミリーを演じたアマンダは
さすが女優だ。
気軽に観ることができて中身にも満足できる恋愛映画だ。
~ストーリー~
ひと組のカップルが織り成す7年越しの恋の行方を、
「ジャスト・マリッジ」のアシュトン・カッチャー&「シリアナ」「恋愛適齢期」の
アマンダ・ピート共演で描いたロマンティックコメディ。ニューヨーク行きの
飛行機の中で出会ったオリバーとエミリー。意気投合した2人は機内のトイレ
で情事に及ぶが、飛行機を降りると再びそれぞれの人生へと戻っていく。
やがて互いのことを特別な存在として意識するようになった2人は、数年ごと
に再会と別れを繰り返し……。
監督は「カレンダー・ガールズ」のナイジェル・コール。