『感涙の物語』 | 新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」Powered by Ameba

『感涙の物語』


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小説家という職業柄、いろんな映画を観る。

恋愛映画というジャンルは小説でもそうだが

激戦区で、読者や視聴者の眼も肥えているので、

そこそこの出来ではヒット作にはならない。

その中でも、『きみに読む物語』は王道の純愛ラブストーリーで

涙なしでは観られない。

驚くのは、この作品が実話だということだ。

ヒロインのレイチェル・マクアダムス



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はほかにも、


俺の大好きな映画『きみがぼくをみつけた日』に

出演している。



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こちらの作品も新堂のお勧めだ。


ここから下に『きみに読む物語』のあらすじを


掲載するが、ネタバレなので結末を知りたくない人は


読まないほうがいい。



~あらすじ~



とある療養施設に暮らす初老の女性(ジーナ・ローランズ)は、アルツハイマー病によって過去の思い出を失ってしまっている。そんな彼女のもとに、デュークと名乗る男性(ジェームズ・ガーナー)が定期的に通って、とある恋の物語を読み聞かせてやっている。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。家族とひと夏を過ごすためにこの土地にやってきた良家の子女、17歳のアリー・ハミルトン(レイチェル・マクアダムス)は、材木工場で働く地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)と恋におちる。しかしアリーの両親は2人の交際を認めず、夏の終わりと共に彼らの仲は引き裂かれた。アリーは学校へ、ノアは勃発した第2次世界大戦へ出兵。やがてアリーは、戦時下にボランティアで看護した元兵士のロン(ジェームズ・マーデン)と新たな恋におちる。富裕な弁護士であるロンとの縁組に、今度はアリーの両親も大賛成。そしてロンとの結婚式が目前に迫ったある日、アリーは地元の新聞に掲載された写真にノアの姿を見つける。彼女は衝動的にシーブルックを訪れ、ノアと再び愛し合う。結局アリーは、ロンを捨ててノアを選んだ。そして現在。アリーとは、この初老の女性のことであり、ノアは彼女の夫であるデュークのことだった。アリーはデュークが聞かせてくれた自分たちの若き日の物語により、一瞬すべてを思い出すが、また忘却の彼方に。しかし2人は、まもなく同じベッドで寄り添いながら、共に静かに息を引き取るのだった。 【キネマ旬報データベースより】