『新作のためのお勉強(笑)』
今年の3月から、角川春樹事務所で始まる新連載
「熱血教師 カオルちゃん」を書くために、
正月から教員の本で猛勉強中だ(笑)
作家になって思うことは、主人公が医者なら医者になるための、
コックさんなら調理師免許を取るための、美容師なら美容師になるための
勉強をしなければならないということだ。
もちろん、本当に目指している人みたいにはどっぷり勉強しない。
それでも、自分の血肉になるくらいまでは資料を読んだり
場合によっては取材もする。
だが、作家にとって重要なことは、実用書を書くわけではないので、
摂り入れた知識や情報をそのまま活字にしてもだめだ。
文芸作家であるならば、いかに「自分の言葉」にして書けるか?
ということが試される。
そうでなければ、医者が主人公の小説なら医者が
一番うまく書ける、ということになる。
本物の医者より医者らしく面白く書けるのが、作家の才能だ。
俺も、本物の高校教師よりも高校教師らしい主人公にする
つもりだ。
愉しみにしててくれ!
またな!