『理想の男性像「ある愛の詩」・拓海』
もう何度かブログで書いているが、
『ある愛の詩』は、60作以上の新堂作品の中でも、
俺が3本指に入るほど大好きな作品だ。
小笠原の海でイルカとともに育った心優しき野生児・拓海。
彼は、俺の理想の男性像だ。
この本は一貫して、拓海が流香に尽くし、守る物語だ。
ギリシャ神話に出てくるイルカのテティスは、女神のために
一生を捧げる・・・拓海も、女神・流香のためにすべてを捧げる。
自分で描いておきながら、拓海は本当に素敵な男性だ。
俺が女でも惚れてしまう(笑)
もうひとりの理想の男性像・・・ドラゴンボールZの孫悟空といい勝負だ(笑)
ただ、拓海に一点だけ物足りないところがあるとすれば、
優し過ぎて、流香のことを考え過ぎて身を引こうとしたところだ。
強引なくらいに、力強く行くべきだ・・・って、俺が書いた登場人物だ(笑)
まあ、でも、「海よりも深く大きな包容力」・・・これが、
拓海の魅力だ。
~あらすじ~
小笠原の青い海でイルカのテティスと共に育った心やさしい青年・拓海。
東京からやってきた美しい歌声を持つ音大生・流香。
ふたりはテティスに導かれ、きらめくドルフィンビーチで劇的な出逢いを果たす。
二ヶ月後、「君の笑顔がみたいから」ただそれだけの理由で、
拓海は帰郷した流香のもとへ。
そこで彼女が抱えた心の闇を知り…。
互いを想うあまり、哀しい運命に翻弄されるふたりの愛の行方は?
やさしい涙とまばゆい愛が心の海にひろがる“純恋”小説。