『「日本最強馬」オルフェーブル、「世界最強馬」の前に散る!』 | 新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」Powered by Ameba

『「日本最強馬」オルフェーブル、「世界最強馬」の前に散る!』


新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」Powered by Ameba-IMG_20131006_234539.jpg

第1回開催の1920年から90年以上、


地元フランス調教馬以外は優勝したことのない


世界最高峰のG1『凱旋門賞』。


『凱旋門賞』を勝つことは世界中のホースマンの夢であり、


もちろん、日本の競馬関係者の悲願でもある。


日本現役最強馬のオルフェーブルが去年、後方から一気に


突き抜け、あと五十メートルで「夢」を叶える寸前、伏兵の


人気薄のフランス馬ソレミアに敗れた。


去年の悔しさをバネに、さあ、今年こそ!


の意気込みでオルフェーブルはふたたびフランスの


ロンシャン競馬場に立った。


前哨戦の『フォワ賞』を圧勝したオルフェーブルは、


世界の強豪を差し置き一番人気だ。


そして今回はもう一頭、今年の日本ダービー馬の


キズナも出走していた。


日本を代表するツートップの出馬に、90年ぶりに


歴史の「重い扉」が開くかと思われた。


とくに、オルフェーブルの勝利は誰もが疑わなかった。


ところが・・・。



新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」Powered by Ameba-IMG_20131006_234507.jpg


折り合いもつき比較的スムーズにレースを運んでいた


赤い帽子のオルフェーブルが最後の直線を迎えた。


間違いなく突き抜ける!


歴史の証人になれると思った。


新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」Powered by Ameba-IMG_20131006_234444.jpg

しかし、ひと足先に抜け出した四戦無敗のフランス最強馬トレヴ


が物凄い脚で差を広げてゆく。


新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」Powered by Ameba-IMG_20131006_234426.jpg


オルフェーブルがいくら追っても


距離は縮まらずに最後は五馬身差で二着に敗れた。


今年は世界最高レベルが集まったと言われ、その中で


去年に続き二着なのだからオルフェーブルは称えられてもいいくらいだ。


だが、「日本最強の怪物ホース」が「世界最強」の称号をゲットすると


信じて疑わなかった関係者とファンはガックリと肩を落とす。


世界にはとんでもなく強い馬がいる。


年内で引退が濃厚のオルフェーブルの果たせなかった「夢」の


続きを、後輩馬が必ず叶えてくれると信じている。