『完全なる愛』
先日、『溝鼠~最終章~』が刊行されたばかり
だが、またまた、新刊がポプラ社から発売される。
『別れさせ屋の恋~パルフェタムール~』だ。
~あらすじ~
実在するプロの色事師「別れさせ屋」。
政治家の愛人だろうがトップ女優だろうが
口説き落としてきた主人公・俊が、
清楚で妖艶な対象者・栞に惹かれていく。
互いの過去が交錯する衝撃の結末!
新堂冬樹の新境地! 傑作恋愛小説!
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と、キャッチにある通り、
新しい試みの「恋愛小説」だ。
最後に、本書のサブタイトルである「パルフェタムール」の
意味を書いておこう。
1760年にフランスのロレーヌ地方で誕生したとされている。
その色と、「飲む香水」とも評される香りから、
「当時の貴族の間では媚薬の効果がある」とされていた。
これは、その名である「パルフェ・タムール」
(フランス語で「完全なる愛」という意味) の語源となっている。