『自分の判断力をもっと持とう!』
今日、テレビで日本人の「ランキング好き」に
ついてやっていた。
CD、本、視聴率、飲食店・・・たしかに、
あらゆる業界でランキングが摂り入れられ、
ネットの食べ歩きレポートなどでもかなり詳細な
順位がつけられていたりする。
なにかを買ったり食べたりするときに、
ランキングを重要視するのも日本人の特徴だろう。
いいか悪いかは別として、
「自分の眼で判断する」という「能力」も少しは
使ったほうがいい。
冒頭に書いたテレビ番組で、同じお茶ということを
伏せて、1位から5位までランキングをつけたお茶を、
いろんな通行人に試飲させて感想を述べてもらうという
ことをやったのだが、ほぼ全員が、「5位は水っぽいわね」
「あ! 3位は渋みがある」「さすがは1位は違うわね」みたいに、
知ったかぶりで解説していたが、「同じお茶」なのだ(笑)
だが、ランキングがつけられている別々の銘柄のお茶だと
思い込んでいる「先入観」で、「錯覚」を起こしてしまっているのだ。
「お嫁さんにしたい女優ベスト10」などでも、上位の女優さんの
ことが家庭的な素晴らしい女性だと信じて疑わない
人々が多いのも同じようなものだ。
こういう、「自分の眼を持たない」で「周囲の評価に左右される」
タイプが、常々、俺が嫌いだと言っている「ミーハーな人種」なのだ(笑)
最低視聴率のドラマがクオリティで劣っているかと言えばそうではないし、
売れ行き100位の小説が1位の小説より劣っているかと言えばそうでもない。
ランキングに入ってなくても、最下位でも、
「先入観に左右されず」自分がいいと思えばいい、
と言える人が素敵だと思う。
日本人よ、もっと、「自分の眼」を持とうじゃないか!(笑)
またな!