『色褪せぬ天才シンガーソングライター』
さっき、なにげなくテレビをつけていたら、
懐かしい人が出演していた。
チリチリヘアに大きな前歯・・・黒柳徹子さんに
「ビーバーちゃん」と名づけられた天才アーティストの
原田真二さんだ。
原田さんは俺より上の世代なので、
彼の全盛期にはまだ幼かったが、
当時、大ヒットした「キャンディ」は、
いまでも鮮烈に記憶に残っている。
原田さんは、日本に本格的に「洋楽のテイスト」を
持ち込んだ人であり、そのスタイリッシュな歌唱法は
いままで慣れ親しんでいたポップスでもロックでもフォーク
でもなく、音楽業界に衝撃が走った。
18歳でデビューして1ヵ月ごとに発売した3曲が
オリコンベスト20に同時にランクインしたという
快挙を持つ。
不世出の「天才シンガーソングライター」の原田さんが
35年の時を経てテレビで歌っている姿は、まったく色褪せて
なかった。
その事実が、原田真二が作る曲がいかに時代を先取りした
ものであったかを証明していた。
俺も、原田さんのような「天才」を世に送り出せれば本望だ。
因みに、アメリカ在住の原田さんの息子さんは知り合いの
ボイストレーナーのところへ帰国時にレッスンにきており、
俺も何度か会っているが「ナイスガイ」だ。
お父さんの伝説を受け継いでいってほしいものだ。
またな!

