『不世出の天才子役』
過去に、「天才子役」と呼ばれた俳優は大勢いた。
「天才子役」とは、幼いのに抜群の演技力がある、
という場合に与えられる称号だ。
だが、抜群の演技力に加えてセクシーさとコケティッシュさを
兼ね備え、「瞬きひとつ」「表情ひとつ」で観る者を魅了する
子役は、そうそういない。
かつて、ナタリー・ポートマンほど多くの観客の心を鷲掴みにした
子役がいただろうか?
ナタリー・ポートマンは、
イスラエルの首都エルサレムにて生まれる。
高校時代は試験では常に平均90点以上を維持し続け、
成績はオールA。その後、ハーバード大学に合格し、
1999年にハーバード大学に入学。心理学を学ぶ。
1994年にリュック・ベッソン監督の『レオン』で
2000人以上の候補者からマチルダ役に選ばれ、
映画デビューを果たし一躍大ブレイクする。
にされ天涯孤独になった12歳の少女マチルダの
「友情」と「純愛」を描いた
リュック・ベッソンの代表作『レオン』
の撮影時、ナタリーはなんと11歳だった。
とても11歳とは思えない表情だ。
もう16年前の映画になるが、初めて『レオン』
を観たときの衝撃はいまでも忘れられない。
正直、作品的には『レオン』は2000作以上
は映画を観ている俺の中でベスト10には入らないが、
マチルダのインパクトは半端ではなかった。
無邪気な表情、憂いを帯びた表情、艶っぽい表情、
子鹿のようであり女豹のような仕草や眼つき、
どれを取っても11~12歳の子役とは思えなかった。
しかも、これがデビュー作だというから
二度驚きだ。
下の写真は、マチルダがレオンに
「想い」を伝える、もはや伝説的とも言える
有名なパフォーマンスの演技だ。
マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」
マリリン・モンロー
チャプリン
なんだっけ・・・
何人かの映画関係者が言っていた、
「もう、彼女みたいな天才は現れないだろう」
という言葉も頷ける。
マチルダは突き抜けていた。
現在彼女は28歳。「スター・ウォーズ」新シリーズ三部作
では、ヒロインのアミダラを演じている。
ほかにも様々な作品で好演しているが、マチルダ役が
あまりにも強烈過ぎて、『レオン』以上の作品には残念ながら
出会えていないように思える。
しかし、まだ三十前だし、マチルダに負けない代表作に巡りあえる
チャンスはいくらでもある。
俺の著書、『アサシン』は新堂版『レオン』だ。
マチルダの役どころはリオというハーフの
少女だ。
俺の夢は、『アサシン』の映像化が実現し、
lリオ演じる和製ナタリー・ポートマンが出現することだ。
もちろん、夢は実現させるつもりだ。
またな!