『エースの重責』 | 新堂冬樹オフィシャルブログ「―白と黒―」Powered by Ameba

『エースの重責』

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俺のブログでもなにかとお騒がせの



篠原楓について改めて語ろう。


いつも楓絡みのブログはおふざけテイストだが、



今日はマジブログで行く。



楓は15歳のときに福岡で開いた新堂プロの



オーディションで一位指名で所属した。



その当時は、「はっちゃけた元気娘」という



イメージで、女優のイメージからは懸け離れていた。


楓を知る周囲の人間もそう思っていたことだろう。



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女優という意味だけでなく、プロとしてやってゆくには「熟成期間」が


必要だろうという感じだった。


あまりにも「素」で、あまりにも「正直」で、芸能人っぽく


なかったのだ。


ただ、楓からは言葉では言い表せない器の大きさを感じた。


実際、所属したての楓は、「芸能人らしくない言動」が目立った。


心配になるような発言の連続だった。


プラスになる意味での奔放さとマイナスになる意味での奔放さ


が混在していたのだ。

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俺は、「忍耐」の精神で楓に接した。


そのときすぐにマイナス面の「奔放さ」を消してしまったら、


プラス面の「奔放さ」を消してしまうことになると思ったからだ。


なので、初期の頃はとにかく「自由気まま」にやらせていた。


この時期は同時に、楓にとっても「忍耐」の日々だったことだろう。


ほかのタレントにスポットが当たる中、彼女はずっと耐え忍んだ。


本人はそんな気はなかったのかもしれないが、状況的には「耐え忍ぶ」


日々の連続だった。

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所属して10ヶ月が経った頃に「パリコレ☆ジャパンオーディション」


の決勝大会に選出されたのをきっかけに、楓の意識が変わった。


本当の意味での「プロ」としての意識が芽生えてきたのだ。


その後、wowowの「てやんでぃBaby」、テレ朝の「フキデモノと妹」


と連続でドラマの仕事をこなし、「女優・篠原楓」が産声を上げた。


しかし、まだこの頃の楓にはマイナス面での「奔放さ」が残っていた。



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ここから先が、楓が「本物」になるか「半端」で終わるかの


分岐点と感じた俺は、少しずつ「プロ意識」を植えつけて行くこと


を開始した。


誰にも囚われることを嫌うB型の典型的な楓が耐え切れるだろうか?


という不安はあった。


が、楓は俺の要求に応え、別人のように変貌した。


プラス面での「奔放さ」だけが残り、マイナス面の「奔放さ」が


きれいさっぱり消え失せたのだ。

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所属したばかりのときの楓を知っているタレントは


ほとんど残っていない。


もし彼女達が現在の楓の「言動」をみたら、かなり驚くことだろう。


以降の楓には、それまでの「忍耐」の日々が嘘のように、


次々とドラマや映画の仕事が舞い込むようになった。


気づいてみれば新堂プロ一番の古株になり、「看板女優」と呼ばれる


までに成長した。

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オーディション当時から、18歳あたりからが楓が本格派する


時期だと読んでいた。


本人は忘れているようだが(笑)、「先にお前の時代がくるから」


みたいなことを彼女には言っていた。


12月、楓はその18歳の誕生日を迎える。


その頃から、全国ロードショーの準メインクラスや月9スペシャルドラマの


メインクラスの役が内定している。


来年には、ゴールデン帯の連ドラのレギュラーも決定している。


今年の暮れから来年にかけて、篠原楓にとって「勝負の時」となる。


                                  

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だが、気は抜けない。


新堂プロは、後輩タレントが急速に成長を遂げている。


みな、タイプは違うが強烈な個性を持った強敵ばかりだ。


虎視眈々と、「エースの座」を狙っている。


「看板」の光が弱くなると、別の「光」が存在を主張してくる。


「エース」に求められるハードルは高く、その分、「犠牲」に


しなければならないことが多い。


昔からの友人、知人が知っている「楓ちゃん」のままで


はやってゆけない。


これは、楓だけではなく、ほかのタレントも同じだ。


つらいかもしれないが、芸能界に入る前と同じ感覚で一般人の


友人、知人と行動はできない。


些細なことを大きく叩かれ、大きなことをさらに大きく叩かれる


のが芸能界であり、有名人の宿命だ。


酒井法子、押尾学事件、沢尻エリカさん解雇報道は、決して他人事ではない。


誘惑が多く、注目を浴びる芸能界だからこそ、浮かれてはならない。


同世代の一般人の子達よりも、身を引き締め慎重に行動しなければならない。


篠原楓に告ぐ!


東京でも福岡でも、「新堂プロの顔」としての自覚を持って


日々自分を磨き、さらなる鮮烈な「光」を放ち続けてほしい。


またな!