サッカーの話と言えば、いつもチェルシーFCの話ばっかり書いてるので、
たまには日本代表戦のことを書きます。
6月に入ってから、日本代表はW杯最終予選3試合行ったわけですが、スコア以上に
「楽な部分」と「危うい部分」が同居しているゲームだったな、というのが私の感想です。
1戦目(オマーン)、2戦目(ヨルダン)を見た方は、
「Tadは何言うてんねん。楽勝やったやんか!」(関西弁で読んでねw)
っておっしゃるかもしれませんね。
でも私にはそうは見えませんでした。
差は、ほんの少しです。
但し「差」とは、日本チーム自身のの「良い時」と「悪い時」の差が少し、ということなんです。
例えば、2戦目。
攻めている時に、ゴールへ近付いた日本の選手はどんどんシュートを打ちましたね。
しかし、3戦目(昨夜)は、狭いところへ突っ込んで行きはしたけれど、
強引なシュートはあまりなかったと思います。
ああいうところで、無理矢理にでもシュートを打つような、ビックリするようなプレーが
昨夜は「少し」足りなかったのです。
もちろん、強引にシュートを打てば、跳ね返りからカウンターを食らうかもしれない。
しかし、シュートを打たなければ、ゴールも生まれず、相手に残像を残すことも
できないのです。
別に「強引にシュートを打つ=強いシュートを打つ」でなくても良く、
ループだろうが、ロブだろうが、超ロングシュートだろうが何でもいい。
要はゴールに向けてボールが飛んで行かないと話にならない、ということです。
その点、オーストラリアは数少ない中でもゴールの方向に飛ばそうとはしてたように思います。
日本のサッカー選手も上手くはなっているのだけれど、そういうのがもうちょっとあるといいね。
そういう「少し」の差の積み重ねが、案外大きな結果の差につながるものだと思います。
だから、「差は少し」なのです。
それから、カードをもらって次戦出られない選手がいますが、そんなの全然問題ないでしょ。
というか、そんなくらいでW杯予選負けるようじゃ、「世界なんてまだまだ先」ってことに
なってしまう。
「誰が出たって、OK」「異なった特徴を出せるから、それもアクセントになって良し」
くらいでないと。
今回、本田選手の足の具合が気になるし、遠藤選手もどこまで体力が持つのか。
また香川選手や長友選手だってそのうち累積警告を気にせざるを得ない時がくる。
そういう時に、「俺ならこういうプレーして、それで勝って見せるぜ」って選手が山ほど
後ろに待ち構えているくらいにならないと、本当の意味でのワールドクラスは
まだまだ先でしょう。
それで、昨日のオーストラリア戦に関して言えば、怪我人が更に出なくて良かった、
というのが、正直な感想です。久しぶりにボコボコのピッチを見たので、
「怪我しなきゃいいけど・・・」とヒヤヒヤして見ておりました。
あれで、足首ひねったりしたら、目も当てられないから。
ましてこのシーズンの狭間に移籍しようとしている選手なら尚のこと。
日豪だけでなく、イラク対オマーンも引き分けて、日本以外のチームが団子状態に
なってます。ラッキーです。お互いに引き分けとかでつぶし合いしてくれたら、日本は
スルスルと勝ち点伸ばして、早くに出場を決められるので、今後もその4チームが
競り合う形が続くといいかも・・・。
というわけで、私の予想としては、今回も日本がW杯へ予選突破一番乗りに
なるものと見ます。
皆さんの予想は如何に?!
