今月の一枚 <2012年1月> | Tadのブログ

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ウロウロ、フラフラしている京都のAround40男(本業:診断“志”資格を持つ経営コンサルタント、副業:いろいろ)が、趣味の世界・日々思うこと・気づいたことなど、いろんなことを書いています。
ちょっとのぞいていって下さーい。



はい、よ~うやく今年最初の「今月の一枚」のコーナーです(笑)。
今年もしつこく毎月1枚新しいCDを開けて、その月の間はそのCDを中心に聴いて参ります。

変わらぬご愛顧を宜しくお願い申し上げますmOm
(そんなもん誰もしてないって?!www)



で、今月はこれを聴いてるんです。まずは、YouTubeでそれを先に聴いていただきましょう。
クリック↓どうぞ!



はい、「ジャジャジャジャ~ン」ですね(笑)。
「クラシックなどそんなに聴かないしィ~」って方でも、まずご存じであろうと思われる、
ベートーヴェンの『交響曲第5番』です。

まあ「運命」なんていう表題が付いてますけど、あれは日本でだけしか通じないのでは?って思ってたら、
やはりその模様で。
(英国在住当時に「これ、日本では『運命』って言ってるんだぜ」って現地人に言っても
首を傾げられるばかりだったから)

こちらをご参照←クリックして読んでね!

それに実はこの『交響曲第5番』、こういう激しい感じの曲調なのは、第一楽章だけなんですよね。
なので、それだけ聴いて一義的に「運命」って言ってしまうのもどうかと。
第二楽章以降は「いかにもベートーヴェンの交響曲」と言わんばかりの伸びやかで美しい旋律が続くのです。

ぜひ第二楽章以降も聴いていただきたいものです。
(YouTubeにいっぱい音源ありますので)



ということで、今月聴いていくのはベートーヴェンなワケですが、
その大元のCDはコチラ↓。

ベートーヴェン:交響曲全集/クーベリック(ラファエル)
¥9,000
Amazon.co.jp

そう、世間でいうところの「ボックス盤」と呼ばれる全集なのです。5枚組。
私が持ってるやつは、イタリア版でジャケット(写真←クリック!)が違いますが、中味は一緒です。


そしてベートーヴェンの交響曲第1番~第9番までが全部入ってます。
指揮者は私が大好きなラファエル・クーベリック。
(過去の「今月の一枚」を検索していただいたら、何度もクーベリックが登場してます)

そこまでだけなら、どこにでもある全集だろうけど、実は演奏者が、交響曲ごとに違うのです。

第1番= London Symphony Orchestra (ロンドン交響楽団)
第2番= Concertgebouw Orchestra of Amsterdam (ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)
第3番= Berliner Philharmoniker (ベルリン・フィル)
第4番= Israel Philharmonic Orchestra (イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団)
第5番= Boston Symphony Orchestra (ボストン交響楽団)
第6番= Orchestre de Paris (パリ管弦楽団)
第7番= Wiener Philharmoniker (ウイーン・フィル)
第8番= The Cleveland Orchestra (クリーヴランド管弦楽団)
第9番= Bavarian Radio Symphony Orchestra (バイエルン放送交響楽団)


ときれいに(?)9つ別個のオーケストラを振り分けています。
どうしてそうなったのかという事情はレコード会社側にあったようですが、それでもこういう器用なことが
出来るクーベリックはスゴイと言わざるを得ません。


さて、9つの交響曲で5枚組ですから、1枚に2つの交響曲が収められているということは察しをつけて
いただけると思います。で、今月は先に聴いていただきました『第5番』と、「のだめ」で有名になった
『第7番』が一枚になったものを聴いています。

『第5番』はボストン交響楽団との演奏で、大変渋い演奏になっています。
「ジャジャジャジャ~ン」の第一楽章は力強いのに、第二楽章以降は、大変ゆったりと壮大に演奏が
繰り広げられるのです。
コンサートでこの『第5番』を何度も聴いたことがありますが、ここまでメリハリの付いたのを聴いたことが
ないです。マジで頭にガツンと来る素晴らしい演奏。
これ聴きながら紅茶飲んで、うたた寝できたら最高(笑)。


その反面、『第7番』は、ちょっと物足りない感じです。
ウイーン・フィルの丁寧な演奏なんだけど、もうちょっと強さがあってもいいかな、と。
多分、クーベリックが常任指揮を執っていたバイエルン放送交響楽団とか、ボストン交響楽団が相手なら、
もっと筋のハッキリした演奏になったのではないかと思うと少々惜しい・・・。


というわけで、今月から4月まで、毎月一枚、計8つの交響曲を聴いていきます。


アレっ、と思ったアナタ、鋭いです。

「交響曲は9つ、なのに8つしか聴かないのか」って?
いやいや、『第9番』(演奏:バイエルン放送交響楽団)は、実はずい分前に1枚だけバラ売りで買って
持っているんです。毎年暮れにヘビロテしてる「第九」はこれなんですよね。
だから、わざわざ今回は「今月の一枚」に入れる必要は無いワケで(笑)。


とにかく4月までベートーヴェン漬けになります。宜しくお付き合いくださいmOm

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