雨がなかなか止みませんね。
最後まで残っていた紅葉も、これではさすがに落ちてしまうでしょう。
明日から嵐山は「花灯路」ですが、きっと足元ベチャベチャではないかな?
そして今日はジョン・レノンの命日。
今の私にとっては、なかなか重たい日でもありました。
理由は、今、亡くなった彼と同い年だから。
つまり亡くなった彼と同じ年齢の冬、12月8日を迎えています。
ここで衝撃的な結末を迎えた彼と、とりあえずはその先のありそうな私。
亡くなった年(1980年)の秋に復活のアルバムを発表した際に、
「今、僕は40歳。ということはあと40年創作の時間があるんだ」と言ったとか。
そのわずか2ヵ月後にそんな結末があるなどと、想像だにしていなかったでしょう。
私にまだ40年も時間があるのかどうかはわかりません。
という以前に、今までで何かしら残してきたわけでもないから、
この先で何かしら残さないといけません。
誰かが私にいろんなことを与えてくれたので、良くも悪くもここまで来れました。
ならば、誰かにバトンタッチはできる人間には最低でもならないと。
小学校低学年時代のガリ勉から始まって、スポーツに明け暮れ、
それとは全く無関係の就職をし、開発途上国で暮らし、ヨーロッパで働き、
日本で再就職したもののすぐに辞め、仕事しながら資格試験に挑み、そして独立しました。
まあ、いろんなことはさせてもらって来ました。
しかしながら何かをこの世界に残すような感じのことはまだ何もできていないです。
「何ができるのだろう」って迷いすら、まだまだあるくらいで。
私の根本として「全世界に背かない形で、誰かのお役に立てれば」と考えています。
それが探して具現するのが「生きる意義」みたいなもんです。
その一つの形としてたまたま今の仕事をしていますが、
もっといい形があるなら、今の仕事は辞めて他のことをやったらいいと思っています。
またそうやってより良い形を追求する元気を無くしてしまったら、
この世からお暇するべきでしょう。
たまたまでしょうが、私はそれを自分自身に意識づけることが出来る程度の幸運には
恵まれたのです、他の才能は無いにしても。
その点には、素直に感謝しています。
小休止しまして、ここで一曲。
だから、先がどれくらいあるのかわかりませんけれど、そしてそれがいつ終末を
迎えるのかもわかりませんけれど、続けられる限りにおいては
少しでも翼を広げて遠くまで行こうと思っています。
…という、再確認の12月8日でした。
