
昔は、先輩達と行くのが良く、
今は、後輩達と行くのが良いです。
なぜ逆転したのか、というと、
昔は、年上の方々と飲みながら、大人っぽい話をして(仕事のこととか)背伸びしたかったからでしょう。
今思えば、それは幻想に過ぎなかったですけどね。
今は、自分より若い方々から刺激を受ける、もしくは彼らに何かを教えたい、と思っているから、
若い方々と飲むほうが有意義かな。
もう少し説明を加えると、今の自分の年齢だと、上の方々ということになると、40半ば以上の方、
(大半は50代・60代の方)ということになるわけです。
基本、年齢なぞで人に対して色分けするつもりはないのですが、
今の私にとっては、今の50代・60代の方々というのは、あんまり魅力のない世代なのです。
それは日本人に限りますけど。また全員が全員ではありませんが(当たり前)。
どういうことかと言うと、その世代は、ちょうど全く戦争を知らない、かつ高度経済成長の中で葛藤なく
生きてきていて、今、このご時世であっても、半分寝ているような暮らしぶりが、私からすれば、
あまりに呑気に見える。
だから、一緒に飲んでいても、甘ったれた内容のことばっかり話されることが多い。
やれ「景気が悪いのは政府のせいだ」だの、「給料が上がらなくて困っている」だの。
景気が悪くても、みんな歯を食いしばって生きてるし、
固定給を保障されるような仕事が出来ているだけでも有難く思えよ(給料が上がるほど働きもしてないくせに)、
って思ってしまう。
人のせいにするような話ばっかり。そのくせ、自分で何かを変えようという気がなく、
長いものに巻かれるように生きている。
うんざりです。
そんな話をしたところで、お酒が美味しいはずがない。
断定してしまうには、たまたまかも知れないのですが。
私の周囲のその世代の方はそういう方が多い。よって飲みに行ってもつまらない。
そういうことです。
若い方々は(私も含めてでしょうが)、経済的に良い目はあんまり見ていないし、
ベンチマークとなる大人もあまりいない中を生きてきて、
彼ら自身で考えて、彼ら自身の手で何かをしようとしていて、結構「自分」というものをしっかり持っている。
(少なくとも、私と飲もうとするような周囲の若い方には、そういう方々が多い)
なので、大変刺激を受けます。
「若い彼らが、こんだけいろいろ考えて頑張ってるんやから、自分なんかもっと頑張らないと
直ぐ追い越されてしまう…」
ってね。
そればかりか、私がそういう彼ら(=自分より若い方)にストレートに教えを乞うことも多いです。
もちろん、こっちが教える時もあるけれど。
だから、彼らと飲んでるほうがいいです。
(少なくとも、今のところは。また年取ったら変わるかもしれないけど)
