本日、京都駅近辺で行われた、本業での会合に出席の後、
自宅まで歩いて帰る途中で、東本願寺の前を通った時、
「良いことを言うは易し、本当のことを言うは難し」
と書かれた立て看板があった。
(東本願寺前には、そういったきっと誰か偉いお坊様がおっしゃったであろう、
標語みたいなのが書かれたものがたくさんある)
う~む…。
本当にそうだなあ…。
誰かをほめる、良いところを指摘する、
おべっかを使う、お世辞を言う、
良し悪しもあるけれど、まあ、確かに難しくはない。
聞く側だって、耳障りいいから。
(もっとも、あとの2つは、内心苦笑いしてるかも知れないけど)
でも、真実をズバリと言うのは、生易しいものではない。
たとえ、ストレートにモノを言い過ぎる私であっても(笑)。
互いの関係性が壊れてしまう危険性だって孕む。
いくらそれが事実でも。
世間は、何となくグレーゾーンに結論を置いておくのが好きだし
(もしくは、玉虫色にする)
それを、いかにも「気遣い」や「思いやり」みたいに言うのだけれど。
心の底から相手のことを想うなら、苦言も呈することができないと。
口当たりの良い言葉だけが愛情ではないはずだから。
