
今日も寒かった~。
最近昼夜逆転気味ですが、夜中とか、つま先の感覚なくなるかと思うくらい寒いですもんね。
卒業旅行ね…えらい前の話し過ぎて、記憶の彼方にあるなあ。
しかし、私の一連の外国放浪(?)の始まりみたいなものなので、この辺で振り返っておくのも
いいかもしれません(笑)。このブログで書いている外国ネタの根っこでもありますから…。
実は2回行ったのですけど。
別に、卒業予定のところを留年したとかじゃなくて(笑)、2分割したということ。
1回目は友達と一緒に行った小旅行、2回目は一人でウロウロした約4週間の旅行。
もう16年も前の話。
その1回目は、体育会のクラブの同期全員でソウルに2泊3日の旅行。
いつも練習ばかりしてたし、加えてキャプテンであった私が協調性のない人間なものですから(苦笑)、
全員揃って何かする、ということがありませんでした。そしたら女性方からクレーム付きまして、
「最後くらい一緒にどっか行くぞー」ってことになりました。
行き先を選んだのはその女性方。私は最後だけは従順で(苦笑)。
ソウル市内の名所旧跡みたり、焼肉食べに行ったり、ロッテワールドで遊んだり、女性方の
買い物の荷物持ちしたりと、私にしてはえらい普通に旅行したことが思い出されます。
で、2回目。一人ででっかいカバン持ってスイス・フランスを回りました。
目的は大きく3つ。
1、アルプスの名峰を見ること。
2、自転車レースを見ること。
3、南フランスを周遊すること。
もちろん、全部やりました。行程は、
伊丹(まだ関空はなかった)→<パリCDG経由>→ジュネーヴ→ツェルマット→シャモニー→リヨン
→グルノーブル→オランジュ→アヴィニョン→アルル→マルセイユ→サン・ラファエル→アンティーブ
→ニース→<パリCDG・香港経由>→伊丹
でした。記憶の彼方と言った割にはよく覚えているものだ(笑)。
よって、マッターホルン・モンテローザ・モンブランなどの名峰を間近で見まして、
ニース郊外の山間の町で自転車レース「パリ~ニース」の最終区間を観戦しまして、
南フランスの名所(ポン・デュ・ガールやローマの円形闘技場などの遺跡、ゴッホやシニャックの絵に
出てくるような風景もしくは彼らの絵そのもの)を山ほど見ました。
どれもそれまでは、本やテレビの中での出来事だったのだけれど。
「やっぱり本物は違うなあ…」とノックダウンされて日本に戻ったのを覚えております。
しかし、フランス語はおろか、英語すらマトモに話せなかったですから、今思えばかなり無謀。
旅行ガイドブックの後ろのほうについてる「旅の言葉」みたいなのを指差しながらですから…。
そういう「恐いもん知らず」の時代でした。懐かしい。
「あー面白かった」と日本に戻って、大学の卒業式を無事終え、そして就職するんですが、
2年と経たないうちに、この2回戦制の卒業旅行で罹った病気が再発してしまうわけです。
「外国行きたい病」ね(笑)。
それで会社辞めて、青年海外協力隊に参加して途上国へ行き、その後も日本に居つかず
渡欧することになるわけです。これらの旅行が外国渡航の最初ではなかったのですが、
以降の私自身の行き先を大きく変えた(狂わせた?)ことは間違いないようです。
まあ、世間一般の方々はそこまでご自身の人生を狂わせないでしょうから、いいんですけど、
私みたいに思い込みの激しい人間は、要注意ですね。
旅行って案外恐ろしいです・・・。
