厳しさと誠実さは紙一重 | Tadのブログ

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織田信長です。

理由は、発想が斬新であったこと、既存の悪いものを打破しようという意欲をどんどん実行に
移したところ、などでしょうか。

教科書レベルの歴史認識では、「暴君」的なイメージばかり強調されています。

私が自分で勉強して調べてみた限りでは、もちろんそういった面もあるけれど、
そればかりではなく、民衆の心を掴むためにあれこれと腐心して、時には楽しませることすら
行っていた記録もあるので、案外普通の人であったのかも。

また「いいものはいい、悪いものは悪い」という評価の仕方、
豊臣秀吉の抜擢など身分や過去に囚われない人事。
ある意味大変素直です。また一度決めたらそれを誰彼となく徹底させているあたり、誠実でもあります。

ただ、政敵や身内でも向上しない人物にはあまりに厳しかったから、
どうしてもその部分ばかり目立っているのでしょうが、
それは「物事を徹底してやれば厳しさが増す」ということの裏返しではないかな。

リーダーとして、今こそこういう人物がいていい気がします。



そういう点で行くと、徳川家康のほうがはるかに性質が悪いような…。
(もし読者の中に縁のある方がいらしたら、すみません)

とりわけ豊臣秀吉が天下統一をしてからの家康の行ったことがらは。


子供の頃は、「最後に勝った人が偉い」と教師に吹き込まれていたからか、
徳川家康がいいな、と思っていたのだけれど、

年齢が進むにつれ、この社会の歪みに目が行くようになった。
そしてその根源は、徳川幕府から来ているものが多い、ということがわかりだすと、

「徳川家康こそ、天下の大悪人!」

という感じになってきた。


詳細を書き出したらキリがないので、別の機会にしたいと思いますが、
今の日本の、

・グレーゾーンが多いくせに、許認可ばかり必要なこと
・東京への一極集中
・公務員の横暴
・農家の方々の生活が大変なこと

などは全部徳川時代に端を発すると見ています。



まあ、もっともその徳川時代の構造の遺産で食ってる人々も多いから、なかなか変わらないだろうけど。
そして、その構造から飛び出そうとすると、今はやりの坂本龍馬みたいに途中退場を強いられる
のだろうけど。

なかなか世の中難しくできています。とりわけ日本は。

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