アビー・ロードの危機? | Tadのブログ

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ウロウロ、フラフラしている京都のAround40男(本業:診断“志”資格を持つ経営コンサルタント、副業:いろいろ)が、趣味の世界・日々思うこと・気づいたことなど、いろんなことを書いています。
ちょっとのぞいていって下さーい。


今日、ふらっとYahoo.ukのニュースを見ておりましたら、
次のようなニュースが!


Macca backs bid to save Abbey Road   (クリックして読んでみて!)


何と、EMIが、あのAbbey Road Studioを売りに出している!

どういうこっちゃ?っと思って調べましたら、

「EMIを買収した投資会社が経営難に陥っていて、資金を必要としている。有名な
このスタジオを売却すれば、その資金が得られる…」

ということらしい。


そんなバカな話あるか!(怒・怒・怒・・・・・・)

「儲かると思ってEMIを買収して、それが打出の小槌でなかったから、資産を売却して逃げる」

ってワケか?
能無し投資会社め。


もちろん、スタジオも資産であることには変わりない。
基本、処分は所有者の自由だ。それくらいはわかる。
(私も経営コンサルタントやってるくらいだからな)


しかし、Abbey Road StudioはEMIの歴史のみならず、英国の歴史の1ページなのだ。
それをわかってるのだろうか。

ビートルズとかピンク・フロイドとか言わずとも、
このスタジオは、あの有名なエルガーの『威風堂々』第一楽章"Land of Hope and Glory"
レコーディングに始まったのだ。

"Land of Hope and Glory"は「第二の国歌」として自分たちの心の拠り所にまでなってるんじゃないのか?
それがわからんのだろうか。

そして、今に至るも、このスタジオを一目見るために、大勢の観光客をロンドンにひきつけている。
経済効果も抜群だ。そういうことまで、わかってるのだろうか?
そういうことをわかっていて、長い間、EMI社(=以前の経営者達)はこのスタジオを大切にしてきたことと思う。



そう、Abbey Road Studioはもう一施設じゃない、一つの世界文化遺産。
それがわからん投資家は退場すべき。
よって、EMIとAbbey Road Studioを切り離すくらいなら、EMIごと売却すべきだ。

もし切り離すって言うんなら、ナショナル・トラスト にでも寄付したらよい。
そうすれば、その投資会社は、全世界から感謝されることだろう。

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