秋競馬が好きな理由 | Tadのブログ

Tadのブログ

ウロウロ、フラフラしている京都のAround40男(本業:診断“志”資格を持つ経営コンサルタント、副業:いろいろ)が、趣味の世界・日々思うこと・気づいたことなど、いろんなことを書いています。
ちょっとのぞいていって下さーい。

昨日の続きで、競馬の話です。

この時季にどうして淀の京都競馬場に行きたいのかは書きましたが、
仮に京都競馬場でなくても、秋競馬は大好きです。特に10月の。

今は、競馬番組が改変されて、9月や10月中旬にもG1レースが行われるようになりましたが、
私が競馬にのめりこみだした20年前は、10月といえば、
「トライアルレース」もしくは「ステップレース」の季節でした。


その、今からちょうど20年前(1989年)の競馬シーン。
全日本的なアイドルホースがおりました。
そう、オグリキャップです。芦毛の怪物。競馬を知らない方でも名前くらいは聞いたことはあるでしょう。
当時の最強馬です(異論はありましょうが)。

そして2頭のライバル馬、イナリワンとスーパークリーク。
どちらも武豊ジョッキーを鞍上に、主に長い距離のレースで活躍していた馬たちです。

中央競馬DVD年鑑 平成元年度後期重賞競走
¥4,536
 

中央競馬DVD年鑑 平成2年度後期重賞競走
¥4,536
 
この辺りのDVDを見ていただいたら、この3頭が「平成三強」と言われて、大レースごとに
熱戦を演じていたのが、よくわかってもらえるものと思います。

 
オグリキャップは、絶大な人気があり(特に若い女性…今の40代くらいの女性方)、
皆さん、ぬいぐるみを持っていらっしゃったっけ。
私もUFOキャッチャーで取った小さいぬいぐるみを持ってます、今でも(笑)。

しかし、私の贔屓の馬は、スーパークリークでした。なぜか?
生まれつき足が曲がっているハンデがあって誰にも見向きもされなかったのに、
その才能を見い出した調教師の工夫で乗り越えて大きいレースで活躍していたから。
長距離のレースが得意だったから。
そして何よりも、いつも落ち着いていて何か風格みたいなものがあったから。


そのスーパークリークが、翌年(1990年)の秋、京都競馬場のレースに出てきました。
それが昨日行われた、京都大賞典(G2)。秋の天皇賞へのステップレースです。

雨の降る10月最初の日曜日の午後、友達と淀へ行きました。
もちろん、スーパークリークを観るために。
もうその年一杯で引退することになっていて、関西では最後のレースだからということで。
 
そして、6頭立て(珍しいくらいの少頭数)のレースを危なげなく勝ちました。

しかし、元々悪い足が限界に来ていたのか、その後すぐに大怪我しているのが判明してそのまま引退。
私が目の前で見たレースが最後のレースになるとは…目標だった天皇賞3連勝に挑戦もできずに。

毎年この時季が来ると、このスーパークリークの最後のレースを思い出します。

そして「ステップレース」を勝った馬に、その後に行われる目標のG1レースでも好走して欲しいと願うのです。

そのドラマの幕開けにワクワクするから、10月の秋競馬が好きなのです。


ペタしてね